第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第70問
第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第70問(体外循環・補助循環)の正答は 2 です。体外循環中は、充填液による血液希釈で電解質が下がり、手術侵襲のストレスでストレスホルモン(バソプレシン・カテコラミン)が増え、血糖は上がる。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e ✓
- 3. a、d、e
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e
正答:2番
初回正答率 36.8%参考値
19人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
体外循環中は、充填液による血液希釈で電解質が下がり、手術侵襲のストレスでストレスホルモン(バソプレシン・カテコラミン)が増え、血糖は上がる。
【各選択肢の解説】
a.血中ナトリウム濃度は低下する。
✅ 正しい。人工心肺の充填液で血液が希釈され、低下する。
b.血中カリウム濃度は低下する。
✅ 正しい。血液希釈に加え、利尿や細胞内への移動で低下しやすい(高カリウムの心筋保護液が多く入ったときは上昇することもある)。
c.赤血球液の使用で血中カルシウム濃度は上昇する。
❌ 誤り。正しくは、血液製剤に含まれる抗凝固剤のクエン酸がカルシウムと結合するため、イオン化カルシウムは低下する。
d.インスリンの過剰分泌により低血糖になりやすい。
❌ 誤り。正しくは、手術侵襲・低体温・カテコラミンの増加でインスリンの分泌や効きが抑えられ、高血糖になりやすい。
e.バソプレシンは増加する。
✅ 正しい。手術侵襲のストレスなどで抗利尿ホルモン(バソプレシン)の分泌は増える。
❌ 誤り。cは誤り。正しくはa・b・e。
✅ 正しい(=正答)。3つとも正しい記述である。
❌ 誤り。dは誤り。正しくはa・b・e。
❌ 誤り。c・dは誤り。正しくはa・b・e。
❌ 誤り。c・dは誤り。正しくはa・b・e。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 体外循環中の変化 | 理由 |
|---|---|---|
| Na・K・ヘマトクリット | 低下 | 血液希釈 |
| イオン化Ca | 低下 | 輸血のクエン酸 |
| 血糖 | 上昇 | 侵襲・低体温でインスリンが効きにくい |
| バソプレシン・カテコラミン | 増加 | 侵襲ストレス |
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