MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第70問

体外循環・補助循環第34回午後

第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第70問(体外循環・補助循環)の正答は 2 です。人工心肺による体外循環中は、充填液の希釈で血中Na(a)・K(b)が低下し、非拍動流・侵襲ストレスでバソプレシン(e)が増加する。

問題
人工心肺を用いた体外循環中の電解質、内分泌系の変動で正しいのはどれ か。 a.血中ナトリウム濃度は低下する。 b.血中カリウム濃度は低下する。 c.赤血球液の使用で血中カルシウム濃度は上昇する。 d.インスリンの過剰分泌により低血糖になりやすい。 e.バソプレシンは増加する。
  1. 1. a、b、c
  2. 2. a、b、e
  3. 3. a、d、e
  4. 4. b、c、d
  5. 5. c、d、e

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — a、b、e

人工心肺による体外循環中は、充填液の希釈で血中Na(a)・K(b)が低下し、非拍動流・侵襲ストレスでバソプレシン(e)が増加する。よって組合せは2番。


【各選択肢の解説】

a.血中ナトリウム濃度は低下する → ✅ 正しい。充填液による血液希釈で低下する。
b.血中カリウム濃度は低下する → ✅ 正しい。希釈・尿中排泄・細胞内移行で低下傾向。
c.赤血球液の使用で血中カルシウム濃度は上昇する → ❌ 誤り。保存血のクエン酸がCaをキレートし、Caは低下する。
d.インスリンの過剰分泌により低血糖になりやすい → ❌ 誤り。手術侵襲・カテコラミンでインスリン分泌は抑制され、むしろ高血糖になりやすい。
e.バソプレシンは増加する → ✅ 正しい。非拍動流・侵襲ストレスでADH(バソプレシン)は増加する。

よって正しい記述はa・b・e → その組合せを持つ選択肢は2番が正答。


【試験対策ポイント】

体外循環中の代謝変動:血液希釈でNa・K・Ht低下、クエン酸血輸血でCa低下、侵襲ストレスで高血糖・ADH(バソプレシン)増加・カテコラミン増加。カリウムは心筋保護液(高K)流入時は上昇するが、全身では希釈で低下傾向。

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