MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第71問

体外循環・補助循環第34回午後

第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第71問(体外循環・補助循環)の正答は 5 です。赤血球が破壊されると細胞内カリウムが放出され血中Kが上昇する。

問題
人工心肺を用いた体外循環中の溶血について正しいのはどれか。
  1. 1. 膜型肺より気泡型肺の方が溶血は少ない。
  2. 2. 遠心ポンプよりローラポンプの方が溶血は少ない。
  3. 3. 高度溶血例ではヘパリンを追加する。
  4. 4. 細い送血カニューレを用いると溶血は少なくなる。
  5. 5. 血中カリウム濃度が上昇した場合、高度溶血を疑う。

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — 血中カリウム濃度が上昇した場合、高度溶血を疑う。

赤血球が破壊されると細胞内カリウムが放出され血中Kが上昇する。よって血中K上昇は高度溶血のサインで、5番が正しい。


【各選択肢の解説】

1. 膜型肺より気泡型肺の方が溶血は少ない。
❌ 誤り。気泡型は血液-気泡界面で溶血が多く、膜型の方が少ない。
2. 遠心ポンプよりローラポンプの方が溶血は少ない。
❌ 誤り。遠心ポンプの方が溶血は少ない。
3. 高度溶血例ではヘパリンを追加する。
❌ 誤り。ヘパリンは抗凝固薬で、溶血の対策にはならない。
4. 細い送血カニューレを用いると溶血は少なくなる。
❌ 誤り。細いと流速・剪断応力が増し、溶血は増える
5. 血中カリウム濃度が上昇した場合、高度溶血を疑う。
✅ 正しい。赤血球破壊で細胞内Kが放出され、血中Kが上昇する。遊離ヘモグロビンの上昇も指標。

【試験対策ポイント】

溶血の原因=陰圧・乱流・剪断応力・気泡接触。溶血が多いのは気泡型肺>膜型肺、ローラポンプ>遠心ポンプ、細いカニューレ・過度の陰圧脱血。溶血の指標=血漿遊離Hb上昇・血中K上昇・ヘモグロビン尿

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