MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第72問

体外循環・補助循環第34回午後

第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第72問(体外循環・補助循環)の正答は 4 です。遠心ポンプは非閉塞型で、流量が回路の抵抗(後負荷)で変わる。

問題
人工心肺を用いた体外循環で正しいのはどれか。
  1. 1. 開始時には、まず脱血カニューレ、続いて送血カニューレを挿入する。
  2. 2. 大動脈遮断時には、一時的に送血流量を増加させる。
  3. 3. 大動脈遮断解除時には、一時的に送血流量を増加させる。
  4. 4. 遠心ポンプを用いる場合、復温時には、同一回転数でも流量が増加する。 ✓
  5. 5. 人工心肺停止時には、脱血側回路をクランプしてから回転を止める。

正答:4番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 16.7%参考値

18人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:4番 — 遠心ポンプを用いる場合、復温時には、同一回転数でも流量が増加する。

遠心ポンプは非閉塞型で、流量が回路の抵抗(後負荷)で変わる。復温で血液の粘性が下がると抵抗が下がるため、回転数が同じでも流量が増える。


【各選択肢の解説】

1. 開始時には、まず脱血カニューレ、続いて送血カニューレを挿入する。
❌ 誤り。順序が逆。正しくは送血カニューレを先に挿入し、脱血カニューレの挿入時に出血しても送血路から輸液・輸血できるようにしておく。
2. 大動脈遮断時には、一時的に送血流量を増加させる。
❌ 誤り。流量が多いまま遮断鉗子をかけると大動脈に強い圧がかかり、損傷や解離の危険がある。正しくは一時的に送血流量を下げて遮断する。
3. 大動脈遮断解除時には、一時的に送血流量を増加させる。
❌ 誤り。解除の瞬間も大動脈に急な圧がかかる。正しくは遮断時と同じく一時的に送血流量を下げて解除する。
4. 遠心ポンプを用いる場合、復温時には、同一回転数でも流量が増加する。
✅ 正しい。低体温で上がっていた血液粘性が復温で下がり、回路と血管の抵抗が減るため、同じ回転数でも流量が増える。遠心ポンプで流量計による監視が欠かせないのはこのため。
5. 人工心肺停止時には、脱血側回路をクランプしてから回転を止める。
❌ 誤り。遠心ポンプは回転を止めると患者の動脈圧で血液が回路へ逆流する。正しくは送血側回路をクランプしてから回転を止め、逆流を防ぐ。

【試験対策ポイント】

ローラポンプ遠心ポンプ
型閉塞型(定容量)非閉塞型
流量回転数で決まる回転数と抵抗で変わる
停止時の逆流起こりにくい起こる→送血側をクランプ
  • カニューレ挿入は送血→脱血
  • 大動脈の遮断・遮断解除は流量を一時的に下げて行う
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✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(医療系国家試験の過去問を解説する現役の医療専門職が運営)が、臨床工学技士国家試験の出題基準と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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