第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第77問
血液浄化療法装置第34回午後
第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第77問(血液浄化療法装置)の正答は 1 です。シャントは抵抗が低いため、手指側へ行くはずの動脈血がシャントへ「盗まれる(steal)」。
問題
維持透析患者の内シャントで、本来末梢組織側に流れるべき血液がシャント側に流れることによって生じる末梢循環障害はどれか。
- 1. スチール症候群 ✓
- 2. 静脈高血圧症
- 3. ソアサム症候群
- 4. 仮性動脈瘤
- 5. 血清腫
正答:1番
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 76.2%参考値
21人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — スチール症候群
シャントは抵抗が低いため、手指側へ行くはずの動脈血がシャントへ「盗まれる(steal)」。その結果、末梢が虚血になるのがスチール症候群。
【各選択肢の解説】
1. スチール症候群
✅ 正しい。動脈血がシャント側へ流れ込み、末梢が血流不足となる。手指の冷感・しびれ・疼痛・潰瘍や壊死が起こる。
✅ 正しい。動脈血がシャント側へ流れ込み、末梢が血流不足となる。手指の冷感・しびれ・疼痛・潰瘍や壊死が起こる。
2. 静脈高血圧症
❌ 誤り。動脈血の不足ではなく静脈側のうっ滞。正しくは中枢側静脈の狭窄・閉塞などでシャント血が末梢静脈へ逆流し、手や腕が腫れる病態。
❌ 誤り。動脈血の不足ではなく静脈側のうっ滞。正しくは中枢側静脈の狭窄・閉塞などでシャント血が末梢静脈へ逆流し、手や腕が腫れる病態。
3. ソアサム症候群
❌ 誤り。正しくは静脈高血圧の一型で、シャント血が母指側の静脈へ逆流して母指が腫れ、痛む病態。
❌ 誤り。正しくは静脈高血圧の一型で、シャント血が母指側の静脈へ逆流して母指が腫れ、痛む病態。
4. 仮性動脈瘤
❌ 誤り。正しくは穿刺などで血管壁が破綻し、漏れた血液が周囲組織に囲まれて拍動する瘤となったもの。
❌ 誤り。正しくは穿刺などで血管壁が破綻し、漏れた血液が周囲組織に囲まれて拍動する瘤となったもの。
5. 血清腫
❌ 誤り。正しくは人工血管の周囲に漿液(血清成分)がたまるもの。
❌ 誤り。正しくは人工血管の周囲に漿液(血清成分)がたまるもの。
【試験対策ポイント】
| 合併症 | 何が起こるか | 症状 |
|---|---|---|
| スチール症候群 | 末梢の動脈血不足 | 冷感・疼痛・壊死 |
| 静脈高血圧症 | 静脈血のうっ滞 | 腫脹 |
| ソアサム症候群 | 母指側への静脈逆流 | 母指の腫脹・疼痛 |
| 血清腫 | 人工血管周囲の漿液貯留 | 腫脹 |
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