MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第77問

血液浄化療法装置第34回午後

第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第77問(血液浄化療法装置)の正答は 1 です。末梢に流れるべき血液がシャント側に「盗まれ(steal)」て末梢が虚血になる病態はスチール症候群。

問題
維持透析患者の内シャントで、本来末梢組織側に流れるべき血液がシャン ト側に流れることによって生じる末梢循環障害はどれか。
  1. 1. スチール症候群
  2. 2. 静脈高血圧症
  3. 3. ソアサム症候群
  4. 4. 仮性動脈瘤
  5. 5. 血清腫

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — スチール症候群

末梢に流れるべき血液がシャント側に「盗まれ(steal)」て末梢が虚血になる病態はスチール症候群。よって1番が正しい。


【各選択肢の解説】

1. スチール症候群
✅ 正しい。内シャント作成により、末梢組織側に流れるべき血液がシャント側に流れ、末梢が虚血(冷感・疼痛・壊死)となる病態。
2. 静脈高血圧症
❌ 誤り。中枢静脈狭窄などで末梢静脈圧が上昇し、腫脹・浮腫を来す病態。
3. ソアサム症候群
❌ 誤り。シャント作成後の手(母指)の腫脹・疼痛で、静脈高血圧の一型。
4. 仮性動脈瘤
❌ 誤り。穿刺部の血管壁破綻で血液が周囲に貯留した瘤。
5. 血清腫
❌ 誤り。人工血管周囲に漿液(血清)が貯留するもの。

【試験対策ポイント】

バスキュラーアクセスの合併症スチール症候群(末梢盗血→虚血)・静脈高血圧/ソアサム症候群(静脈うっ滞→腫脹)・仮性動脈瘤(穿刺部破綻)・閉塞・感染・高心拍出性心不全。スチールは「末梢が奪われる(steal)」と語源で覚える。

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