第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第79問
血液浄化療法装置第34回午後
第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第79問(血液浄化療法装置)の正答は 1 です。静脈圧上限警報は静脈側チャンバより下流(患者側・返血側)の閉塞で上昇する。
問題
血液透析施行中、静脈圧上限警報が鳴った。原因として考えられないのは どれか。
a.脱血不良
b.ダイアライザ内の血液凝固
c.静脈側ドリップチャンバ内の血液凝固
d.静脈側回路の折れ曲がり
e.静脈側穿刺針の穿刺不良
- 1. a、b ✓
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d
- 5. d、e
正答:1番
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解説
■ 正答:1番 — a、b
静脈圧上限警報は静脈側チャンバより下流(患者側・返血側)の閉塞で上昇する。脱血不良(a)とダイアライザ内凝固(b)は上流側の問題で静脈圧を上げないため、原因として考えられない。よって組合せは1番。
【各選択肢の解説】
a.脱血不良 → ✅(考えられない)脱血側=上流の異常で、静脈圧はむしろ低下する。
b.ダイアライザ内の血液凝固 → ✅(考えられない)ダイアライザは静脈側圧測定点より上流で、そこが詰まると下流の静脈圧は上がらない(動脈側圧が上昇する)。
c.静脈側ドリップチャンバ内の血液凝固 → ❌(考えられる原因)下流閉塞で静脈圧上昇。
d.静脈側回路の折れ曲がり → ❌(考えられる原因)閉塞で静脈圧上昇。
e.静脈側穿刺針の穿刺不良 → ❌(考えられる原因)返血抵抗増大で静脈圧上昇。
よって「考えられない」のはa・b → その組合せを持つ選択肢は1番が正答。
【試験対策ポイント】
静脈圧は返血ライン(静脈チャンバ〜穿刺針)の抵抗を反映。上限警報=下流閉塞(静脈チャンバ凝固・回路屈曲・穿刺針不良・血管狭窄)。下限警報=返血側の脱落・接続外れ。脱血不良やダイアライザ凝固は静脈圧を上げない(動脈側・TMPに現れる)。設問は「考えられない」を問う否定問題。
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