MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第79問

血液浄化療法装置第34回午後

第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第79問(血液浄化療法装置)の正答は 1 です。静脈圧は静脈側ドリップチャンバで測り、そこから患者へ戻る下流の抵抗を表す。

問題
血液透析施行中、静脈圧上限警報が鳴った。原因として考えられないのはどれか。 a.脱血不良 b.ダイアライザ内の血液凝固 c.静脈側ドリップチャンバ内の血液凝固 d.静脈側回路の折れ曲がり e.静脈側穿刺針の穿刺不良
  1. 1. a、b ✓
  2. 2. a、e
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:1番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 27.3%参考値

22人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番(a・b)

静脈圧は静脈側ドリップチャンバで測り、そこから患者へ戻る下流の抵抗を表す。測定点より上流の異常(脱血不良・ダイアライザ内凝固)では静脈圧は上がらず、むしろ下がる。


【各選択肢の解説】

a.脱血不良 → ✅ 正しい(原因として考えられない)。回路へ入る血液が減るため、静脈圧は上がらずに下がる。
b.ダイアライザ内の血液凝固 → ✅ 正しい(原因として考えられない)。ダイアライザは静脈圧の測定点より上流にある。そこが詰まると手前の圧(動脈側・ダイアライザ入口圧)が上がり、静脈圧は下がる。
c.静脈側ドリップチャンバ内の血液凝固 → ❌ 誤り。正しくは原因として考えられる。チャンバ出口側が詰まると返血の抵抗が増え、静脈圧が上がる。
d.静脈側回路の折れ曲がり → ❌ 誤り。正しくは原因として考えられる。測定点より下流の閉塞で静脈圧が上がる。
e.静脈側穿刺針の穿刺不良 → ❌ 誤り。正しくは原因として考えられる。針先が血管壁に当たる・血管外に出るなどで返血の抵抗が増え、静脈圧が上がる。

1. a、b
✅ 正しい(=正答)。2つとも測定点より上流の異常で、静脈圧を上げない。
2. a、e
❌ 誤り。eは静脈圧上限警報の原因として考えられる。正しくはa・b。
3. b、c
❌ 誤り。cは静脈圧上限警報の原因として考えられる。正しくはa・b。
4. c、d
❌ 誤り。c・dは静脈圧上限警報の原因として考えられる。正しくはa・b。
5. d、e
❌ 誤り。d・eは静脈圧上限警報の原因として考えられる。正しくはa・b。

【試験対策ポイント】

異常の場所静脈圧
測定点より下流(チャンバ出口・返血回路・穿刺針・シャント狭窄)上昇
測定点より上流(脱血不良・ダイアライザ凝固)低下
返血回路の外れ・抜針低下
  • 「測定点より下流か上流か」で上がる・下がるを決める
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✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(医療系国家試験の過去問を解説する現役の医療専門職が運営)が、臨床工学技士国家試験の出題基準と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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