MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第88問

医用材料第34回午後

第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第88問(医用材料)の正答は 3 です。高圧蒸気滅菌(オートクレーブ)は高温の飽和水蒸気の熱で微生物のタンパク質を変性・凝固させて殺す。

問題
医用材料の滅菌で正しいのはどれか。
  1. 1. 電子線滅菌の処理時間は数時間である。
  2. 2. 乾熱滅菌は高分子材料の滅菌に用いられる。
  3. 3. 高圧蒸気滅菌はタンパク質を変性させる。 ✓
  4. 4. EOG 滅菌の処理温度は80℃程度である。
  5. 5. 濾過滅菌はウイルスの除去に用いられる。

正答:3番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 60%参考値

20人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — 高圧蒸気滅菌はタンパク質を変性させる。

高圧蒸気滅菌(オートクレーブ)は高温の飽和水蒸気の熱で微生物のタンパク質を変性・凝固させて殺す。各滅菌法の温度・時間・向く材料を見分ける。


【各選択肢の解説】

1. 電子線滅菌の処理時間は数時間である。
❌ 誤り。電子線は線量率が高い。正しくは数秒〜数分の短時間で処理できる(数時間かかるのはγ線滅菌)。
2. 乾熱滅菌は高分子材料の滅菌に用いられる。
❌ 誤り。乾熱は160〜180℃の高温で高分子が変形・劣化する。正しくはガラス・金属など耐熱性の材料に用いる。
3. 高圧蒸気滅菌はタンパク質を変性させる。
✅ 正しい。121℃前後の飽和水蒸気が湿った熱として働き、微生物のタンパク質を変性・凝固させる。湿熱は乾熱より低い温度・短い時間で滅菌できる。
4. EOG 滅菌の処理温度は80℃程度である。
❌ 誤り。EOG(酸化エチレンガス)は熱に弱い材料のための方法。正しくは40〜60℃程度の低温で処理する(残留ガスを抜くエアレーションが必要)。
5. 濾過滅菌はウイルスの除去に用いられる。
❌ 誤り。通常の滅菌用フィルタ(0.22μm)は細菌を除くが、ウイルスはより小さく通過する。正しくは細菌の除去(熱に弱い液体の滅菌)に用いる。

【試験対策ポイント】

滅菌法温度向く材料
高圧蒸気121℃前後耐熱・耐湿の器具
乾熱160〜180℃ガラス・金属
EOG低温(40〜60℃)熱に弱い高分子
γ線・電子線常温ディスポ製品(電子線は短時間)
濾過常温液体(細菌まで)
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