MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第88問

医用材料第34回午後

第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第88問(医用材料)の正答は 3 です。高圧蒸気滅菌(オートクレーブ)は高温高圧の飽和水蒸気で微生物のタンパク質を変性・凝固させて滅菌する。

問題
医用材料の滅菌で正しいのはどれか。
  1. 1. 電子線滅菌の処理時間は数時間である。
  2. 2. 乾熱滅菌は高分子材料の滅菌に用いられる。
  3. 3. 高圧蒸気滅菌はタンパク質を変性させる。
  4. 4. EOG 滅菌の処理温度は80℃程度である。
  5. 5. 濾過滅菌はウイルスの除去に用いられる。

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — 高圧蒸気滅菌はタンパク質を変性させる。

高圧蒸気滅菌(オートクレーブ)は高温高圧の飽和水蒸気で微生物のタンパク質を変性・凝固させて滅菌する。よって3番が正しい。


【各選択肢の解説】

1. 電子線滅菌の処理時間は数時間である。
❌ 誤り。電子線滅菌は数秒〜と極めて短時間。
2. 乾熱滅菌は高分子材料の滅菌に用いられる。
❌ 誤り。乾熱(160〜180℃)は高分子を変形・劣化させるため不適。ガラス・金属に用いる。
3. 高圧蒸気滅菌はタンパク質を変性させる。
✅ 正しい。飽和水蒸気(121℃前後)の熱で微生物のタンパク質を変性・凝固させる。
4. EOG滅菌の処理温度は80℃程度である。
❌ 誤り。EOG(酸化エチレンガス)は低温(40〜60℃)で、熱に弱い材料に用いる。
5. 濾過滅菌はウイルスの除去に用いられる。
❌ 誤り。0.22μmの濾過膜は細菌は除去できるがウイルスは通過する

【試験対策ポイント】

滅菌法の対象と温度:

滅菌法温度対象
高圧蒸気(オートクレーブ)121℃前後耐熱の器具・布
乾熱160-180℃ガラス・金属
EOG低温40-60℃高分子・熱に弱い物
放射線(γ線・電子線)常温・短時間ディスポ製品
濾過常温液体(細菌除去、ウイルス不可)

EOGは残留ガスのエアレーションが必要。

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