第35回 臨床工学技士国家試験 午前 第15問
第35回 臨床工学技士国家試験 午前 第15問(循環器系)の正答は 5 です。ペースメーカは徐脈を補う機器で、適応は洞機能不全症候群や高度・完全房室ブロックなどの徐脈性不整脈である。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d
- 5. d、e ✓
正答:5番
初回正答率 75%参考値
20人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
ペースメーカは徐脈を補う機器で、適応は洞機能不全症候群や高度・完全房室ブロックなどの徐脈性不整脈である。頻脈性の不整脈には除細動器・カテーテルアブレーションを使う。
【各選択肢の解説】
a.Wenckebach 型房室ブロック
❌ 誤り。正しくは、PR間隔が徐々に延びて1拍抜ける2度房室ブロックで、房室結節内の障害が多く、症状がなければ通常は経過観察とする。
b.WPW 症候群
❌ 誤り。正しくは、副伝導路による頻脈(房室回帰性頻拍など)を起こす病気で、治療はカテーテルアブレーションである。
c.心室細動
❌ 誤り。正しくは、致死的な頻脈性不整脈で、急性期は電気的除細動、再発予防は植込み型除細動器(ICD)である。
d.洞機能不全症候群
✅ 正しい。洞結節の機能低下による徐脈・洞停止で、めまい・失神などの症状があれば恒久的ペースメーカの適応となる。
e.Ⅲ度房室ブロック
✅ 正しい。心房から心室への伝導が完全に途絶え、心室は遅い補充調律だけになるため、ペースメーカの適応となる。
❌ 誤り。a・bは適応でない。正しくはd・e。
❌ 誤り。aは通常は適応でない。正しくはd・e。
❌ 誤り。b・cは頻脈性で適応でない。正しくはd・e。
❌ 誤り。cは頻脈性で適応でない。正しくはd・e。
✅ 正しい(=正答)。2つとも徐脈性不整脈で適応となる。
【試験対策ポイント】
| 治療 | 主な対象 |
|---|---|
| ペースメーカ | 洞機能不全症候群・MobitzⅡ型2度房室ブロック・Ⅲ度房室ブロック(徐脈) |
| ICD | 心室細動・持続性心室頻拍(頻脈) |
| アブレーション | WPW症候群・発作性上室頻拍・心房粗動など |
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