第35回 臨床工学技士国家試験 午前 第16問
内分泌・代謝系第35回午前
第35回 臨床工学技士国家試験 午前 第16問(内分泌・代謝系)の正答は 1 です。図では、視床下部(CRH)→下垂体前葉(ACTH)→副腎皮質(コルチゾール)と上から刺激が伝わり、副腎皮質から視床下部と下垂体前葉へ点線のネガティブ・フィードバックがかかっている。
問題
図は糖質コルチコイド(コルチゾール)の分泌調節である。コルチゾール産生副腎腫瘍によるクッシング症候群の患者の所見で正しいのはどれか。
- 1. CRH 分泌減少、ACTH 分泌減少 ✓
- 2. CRH 分泌減少、ACTH 分泌不変
- 3. CRH 分泌減少、ACTH 分泌増加
- 4. CRH 分泌増加、ACTH 分泌減少
- 5. CRH 分泌増加、ACTH 分泌増加
正答:1番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 39.1%参考値
23人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — CRH 分泌減少、ACTH 分泌減少
図では、視床下部(CRH)→下垂体前葉(ACTH)→副腎皮質(コルチゾール)と上から刺激が伝わり、副腎皮質から視床下部と下垂体前葉へ点線のネガティブ・フィードバックがかかっている。副腎腫瘍がコルチゾールを勝手に大量につくると、このフィードバックで上の2段が抑えられ、CRHもACTHも減少する。
【各選択肢の解説】
1. CRH 分泌減少、ACTH 分泌減少
✅ 正しい(=正答)。過剰なコルチゾールが視床下部と下垂体前葉の両方を抑える。腫瘍はACTHの刺激に頼らずに分泌を続けるので、コルチゾールだけが高く、上位ホルモンは低い。
✅ 正しい(=正答)。過剰なコルチゾールが視床下部と下垂体前葉の両方を抑える。腫瘍はACTHの刺激に頼らずに分泌を続けるので、コルチゾールだけが高く、上位ホルモンは低い。
2. CRH 分泌減少、ACTH 分泌不変
❌ 誤り。正しくは、ACTHも下垂体前葉へのフィードバックとCRHの減少の両方で減少する。
❌ 誤り。正しくは、ACTHも下垂体前葉へのフィードバックとCRHの減少の両方で減少する。
3. CRH 分泌減少、ACTH 分泌増加
❌ 誤り。正しくは、ACTHは減少する。ACTHが増えるのは下垂体腺腫(クッシング病)や異所性ACTH産生腫瘍のときである。
❌ 誤り。正しくは、ACTHは減少する。ACTHが増えるのは下垂体腺腫(クッシング病)や異所性ACTH産生腫瘍のときである。
4. CRH 分泌増加、ACTH 分泌減少
❌ 誤り。正しくは、CRHもコルチゾールのフィードバックで減少する。
❌ 誤り。正しくは、CRHもコルチゾールのフィードバックで減少する。
5. CRH 分泌増加、ACTH 分泌増加
❌ 誤り。正しくは、両方とも減少する。CRH・ACTHが増えるのは、副腎の機能低下(アジソン病など)でコルチゾールが足りないときである。
❌ 誤り。正しくは、両方とも減少する。CRH・ACTHが増えるのは、副腎の機能低下(アジソン病など)でコルチゾールが足りないときである。
【試験対策ポイント】
| 病態 | CRH | ACTH | コルチゾール |
|---|---|---|---|
| 副腎腫瘍によるクッシング症候群 | ↓ | ↓ | ↑ |
| 下垂体腺腫(クッシング病) | ↓ | ↑ | ↑ |
| 原発性副腎皮質機能低下症(アジソン病) | ↑ | ↑ | ↓ |
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