第35回 臨床工学技士国家試験 午前 第20問
第35回 臨床工学技士国家試験 午前 第20問(血液浄化療法装置)の正答は 4 です。透析が長期になると、腎臓がつくっていたエリスロポエチンと活性型ビタミンDが不足し、腎性貧血と骨・ミネラル代謝異常(CKD-MBD)が起こる。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d ✓
- 5. d、e
正答:4番
初回正答率 60%参考値
25人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
透析が長期になると、腎臓がつくっていたエリスロポエチンと活性型ビタミンDが不足し、腎性貧血と骨・ミネラル代謝異常(CKD-MBD)が起こる。その補充が長期合併症の治療になる。
【各選択肢の解説】
a.ナファモスタットメシル酸塩
❌ 誤り。正しくは、出血の危険が高い患者で透析回路の凝固を防ぐ抗凝固薬で、合併症の治療薬ではない。
b.免疫抑制薬
❌ 誤り。正しくは、腎移植後の拒絶反応の予防などに使う薬で、透析の長期合併症の治療には使わない。
c.エリスロポエチン
✅ 正しい。腎臓での産生低下による腎性貧血を補う(赤血球造血刺激因子製剤)。
d.活性型ビタミンD
✅ 正しい。腎臓でのビタミンD活性化が落ちることによる低カルシウム血症・二次性副甲状腺機能亢進症の治療に使う。
e.副腎皮質ステロイド
❌ 誤り。正しくは、腎炎などの原疾患や炎症性疾患に使う薬で、透析の長期合併症の標準的な治療薬ではない。
❌ 誤り。a・bは合併症の治療薬でない。正しくはc・d。
❌ 誤り。a・eは合併症の治療薬でない。正しくはc・d。
❌ 誤り。bは合併症の治療薬でない。正しくはc・d。
✅ 正しい(=正答)。2つとも長期合併症の治療薬である。
❌ 誤り。eは合併症の治療薬でない。正しくはc・d。
【試験対策ポイント】
| 長期合併症 | 治療 |
|---|---|
| 腎性貧血 | エリスロポエチン(赤血球造血刺激因子製剤)・鉄 |
| CKD-MBD(二次性副甲状腺機能亢進症) | 活性型ビタミンD・リン吸着薬 |
| 回路の凝固防止(合併症ではない) | ヘパリン・ナファモスタット |
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