MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第35回 臨床工学技士国家試験 午前 第21問

消化器系第35回午前

第35回 臨床工学技士国家試験 午前 第21問(消化器系)の正答は 4 です。急性膵炎は膵酵素が膵内で活性化して膵自身を消化する急性の炎症で、画像では膵の腫大・浮腫・膵周囲の液体貯留がみられる。

問題
急性膵炎について誤っているのはどれか。
  1. 1. 膵組織が自己消化される病態である。
  2. 2. 発症原因として胆石がある。
  3. 3. 血清アミラーゼ値が上昇する。
  4. 4. 画像検査で膵臓の萎縮を認める。 ✓
  5. 5. 重症例には持続的血液濾過透析を行う。

正答:4番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 52.6%参考値

19人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:4番 — 画像検査で膵臓の萎縮を認める。

急性膵炎は膵酵素が膵内で活性化して膵自身を消化する急性の炎症で、画像では膵の腫大・浮腫・膵周囲の液体貯留がみられる。萎縮は慢性膵炎の所見であり、ここが入れ替えのひっかけ。


【各選択肢の解説】

1. 膵組織が自己消化される病態である。
✅ 正しい。トリプシンなどの膵酵素が膵内で活性化し、膵組織と周囲を消化することが本態である。
2. 発症原因として胆石がある。
✅ 正しい。胆石が十二指腸乳頭部に嵌頓して膵液の流れを妨げるためで、アルコールと並ぶ主要な成因である。
3. 血清アミラーゼ値が上昇する。
✅ 正しい。傷んだ膵から酵素が血中へ漏れ出るため、アミラーゼ・リパーゼが上昇する。
4. 画像検査で膵臓の萎縮を認める。
❌ 誤り(=正答)。急性の炎症で膵は萎縮しない。正しくは、CTなどで膵の腫大・浮腫・膵周囲の液体貯留を認める。萎縮・膵石(石灰化)は長く炎症が続いた慢性膵炎の所見である。
5. 重症例には持続的血液濾過透析を行う。
✅ 正しい。重症例では急性腎障害や循環不全を伴うことがあり、持続的血液濾過透析(CHDF)などの血液浄化療法が行われる。臨床工学技士が関わる場面である。

【試験対策ポイント】

項目急性膵炎慢性膵炎
膵の形腫大・浮腫萎縮
特徴的な所見膵周囲の液体貯留膵石(石灰化)・膵管の拡張
主な成因アルコール・胆石アルコール
血液検査アミラーゼ・リパーゼ上昇進行すると上がりにくい
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