MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第35回 臨床工学技士国家試験 午前 第19問

腎・泌尿器・生殖器系第35回午前

第35回 臨床工学技士国家試験 午前 第19問(腎・泌尿器・生殖器系)の正答は 1 です。腎前性腎障害は、腎臓そのものでなく腎臓へ届く血液が減ることで起こる。

問題
急性腎前性腎障害の原因となるのはどれか。 a.出血 b.熱傷 c.造影剤投与 d.前立腺肥大 e.高カルシウム血症
  1. 1. a、b ✓
  2. 2. a、e
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:1番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 75%参考値

20人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番(a・b)

腎前性腎障害は、腎臓そのものでなく腎臓へ届く血液が減ることで起こる。出血と熱傷はどちらも循環血液量を減らすので腎前性の原因になる。


【各選択肢の解説】

a.出血
✅ 正しい。循環血液量が減って腎血流量が落ちる。

b.熱傷
✅ 正しい。損傷した皮膚から血漿成分が失われ、循環血液量が減る。

c.造影剤投与
❌ 誤り。正しくは、尿細管が障害される腎性腎障害(造影剤腎症)の原因である。

d.前立腺肥大
❌ 誤り。正しくは、尿路の閉塞で尿が出せなくなる腎後性腎障害の原因である。

e.高カルシウム血症
❌ 誤り。正しくは、高カルシウム血症の腎障害には、輸入細動脈の収縮や多尿(腎性尿崩症)による脱水で腎血流が減る腎前性の機序と、尿細管障害・石灰沈着による腎性の機序の両方がある。循環血液量の減少そのものが原因である出血・熱傷に比べ、本問の組合せでは腎前性の代表として選ばれない。

1. a、b
✅ 正しい(=正答)。2つとも腎前性の原因である。
2. a、e
❌ 誤り。eは腎前性・腎性の両方の機序をもち、代表的な腎前性の原因ではない。正しくはa・b。
3. b、c
❌ 誤り。cは腎性。正しくはa・b。
4. c、d
❌ 誤り。cは腎性、dは腎後性。正しくはa・b。
5. d、e
❌ 誤り。dは腎後性、eは代表的な腎前性の原因ではない。正しくはa・b。

【試験対策ポイント】

分類障害される所例
腎前性腎臓へ届く血流出血・脱水・熱傷・心不全
腎性腎臓そのもの急性尿細管壊死・造影剤・腎毒性のある薬剤
腎後性尿の通り道前立腺肥大・両側の尿管結石

腎前性は早く循環を戻せば回復しやすいが、続くと腎性に移る。

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