第35回 臨床工学技士国家試験 午前 第25問
計測工学第35回午前
第35回 臨床工学技士国家試験 午前 第25問(計測工学)の正答は 1 です。図でAの分布は中心(平均値)が真値80 mg/dLに近く、Bの分布は真値からずれている。
問題
図は、同一検体の血糖値をA、B 2 種類の計測法で測定した結果の分布で ある。使用した検体の真の血糖値を80 mg/dL としたとき正しいのはどれか。 ただし、十分な回数の測定が行われたこととする。 度数 測定値[mg/dL] B の分布 A の分布
- 1. A はB よりも正確度が高い。 ✓
- 2. A はB よりも精密度が高い。
- 3. A はB よりも分布の平均値が小さい。
- 4. A はB よりも偶然誤差が小さい。
- 5. A はB よりも系統誤差が大きい。
正答:1番
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解説
■ 正答:1番 — AはBよりも正確度が高い。
図でAの分布は中心(平均値)が真値80 mg/dLに近く、Bの分布は真値からずれている。正確度(accuracy)は真値への近さ=系統誤差の小ささであり、Aのほうが正確度が高い。よって選択肢1が正答。
【各選択肢の解説】
1. AはBよりも正確度が高い。
✅ 正しい。Aの平均が真値80に近く系統誤差が小さい。これが正答。
✅ 正しい。Aの平均が真値80に近く系統誤差が小さい。これが正答。
2. AはBよりも精密度が高い。
❌ 精密度はばらつき(偶然誤差)の小ささ。Aは正確だが精密度が高いとはいえない。
❌ 精密度はばらつき(偶然誤差)の小ささ。Aは正確だが精密度が高いとはいえない。
3. AはBよりも分布の平均値が小さい。
❌ Aの平均は真値80付近であり、平均値の大小は正答の根拠にならない。
❌ Aの平均は真値80付近であり、平均値の大小は正答の根拠にならない。
4. AはBよりも偶然誤差が小さい。
❌ 偶然誤差はばらつき=精密度に対応。Aで小さいとは限らない。
❌ 偶然誤差はばらつき=精密度に対応。Aで小さいとは限らない。
5. AはBよりも系統誤差が大きい。
❌ 逆。Aは真値に近く系統誤差は「小さい」。
❌ 逆。Aは真値に近く系統誤差は「小さい」。
【試験対策ポイント】
正確度(accuracy)=真値への近さ=系統誤差の小ささ。精密度(precision)=ばらつきの小ささ=偶然誤差の小ささ。真値中心なら正確、幅が狭ければ精密。両者は独立で、正確でも精密でないことがある(射的の的で覚える)。
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