第35回 臨床工学技士国家試験 午前 第31問
第35回 臨床工学技士国家試験 午前 第31問(医用画像計測)の正答は 2 です。MRIは静磁場の中で水素原子核(プロトン)の核磁気共鳴を起こし、その信号を画像にする。
- 1. a、b
- 2. a、e ✓
- 3. b、c
- 4. c、d
- 5. d、e
正答:2番
初回正答率 64.3%参考値
14人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
MRIは静磁場の中で水素原子核(プロトン)の核磁気共鳴を起こし、その信号を画像にする。カルシウムの多い石灰化や骨皮質は水素の信号が乏しく黒く抜けるため、石灰化の描出はCTが得意である。
【各選択肢の解説】
a.炭素原子の空間分布を画像化する。
❌ 誤り。正しくは、体内に最も多い水素原子核(¹H)の分布と、その緩和時間(T1・T2)を画像化する。
b.超電導電磁石には液化ヘリウムが用いられる。
✅ 正しい。コイルを超電導状態に保つため、約4 K(約−269 ℃)の液体ヘリウムで冷却する。
c.静磁場強度が高いほど画質は向上する。
✅ 正しい。静磁場が強いほど信号が大きくなりSN比が上がるため、画質(分解能)が向上する。
d.画像化には傾斜磁場が必要である。
✅ 正しい。場所によって磁場の強さを変える傾斜磁場で共鳴周波数・位相に位置の情報を与え、信号の出どころを決める。
e.石灰化病変の描出に適している。
❌ 誤り。石灰化は水素の信号が乏しく低信号になり、性状がわかりにくい。正しくは、石灰化の描出はX線CTが適している。
✅ bが正しい記述なので、「誤っている」組合せに当たらない(誤りの組はa・e)。
❌ 誤り(=正答)。a・eとも誤った記述で、設問の「誤っている」組合せに当たる。正しくはa=水素原子核を画像化、e=石灰化はCTが適する。
✅ b・cとも正しい記述で、「誤っている」組合せに当たらない(誤りの組はa・e)。
✅ c・dとも正しい記述で、「誤っている」組合せに当たらない(誤りの組はa・e)。
✅ dが正しい記述なので、「誤っている」組合せに当たらない(誤りの組はa・e)。
【試験対策ポイント】
| 項目 | MRI | X線CT |
|---|---|---|
| 信号のもと | 水素原子核の核磁気共鳴 | X線の吸収 |
| 得意 | 軟部組織・脳・脊髄 | 骨・石灰化・急性期の出血 |
| 被ばく | なし | あり |
- MRIの構成:静磁場(超電導磁石・液体ヘリウム)+傾斜磁場(位置)+RFコイル(励起・受信)
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