第35回 臨床工学技士国家試験 午前 第33問
第35回 臨床工学技士国家試験 午前 第33問(各種治療機器)の正答は 5 です。電気メスは数百kHz〜数MHzの高周波電流を体に流し、メス先に電流を集中させてジュール熱で切開・凝固する。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d
- 5. d、e ✓
正答:5番
初回正答率 89.5%参考値
19人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
電気メスは数百kHz〜数MHzの高周波電流を体に流し、メス先に電流を集中させてジュール熱で切開・凝固する。モノポーラでは電流を回収する対極板が要り、非接地形は対極板側を接地から浮かせて分流による熱傷を防ぐ。
【各選択肢の解説】
a.利用しているのはグロー放電である。
❌ 誤り。正しくは、メス先と組織の間に生じるアーク放電(火花放電)とジュール熱を利用する。
b.凝固の出力波形は連続正弦波である。
❌ 誤り。正しくは、凝固は休止期間をはさむ断続波(バースト波)で、連続正弦波は切開の波形である。
c.切開時の搬送波は10 kHz である。
❌ 誤り。10 kHz程度では神経・筋が刺激される。正しくは、刺激を起こさない300 kHz〜5 MHz程度の高周波を用いる。
d.高周波非接地形は対極板回路を接地より絶縁している。
✅ 正しい。対極板回路を接地から絶縁(フローティング)することで、高周波電流が心電図電極などを通って接地へ分流し熱傷を起こすことを防ぐ。
e.モノポーラ出力使用時には対極板が必要である。
✅ 正しい。メス先から入った電流を広い面積で回収して電流密度を下げ、対極板の部位の熱傷を防ぐ。
❌ 誤り。a・bとも誤った記述。正しくはd・e。
❌ 誤り。aが誤った記述。正しくはd・e。
❌ 誤り。b・cとも誤った記述。正しくはd・e。
❌ 誤り。cが誤った記述。正しくはd・e。
✅ 正しい(=正答)。d・eとも正しい記述である。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 周波数 | 300 kHz〜5 MHz程度(神経・筋を刺激しない) |
| 切開 | 連続正弦波 |
| 凝固 | 断続波(バースト波) |
| 対極板 | モノポーラで必要・バイポーラでは不要 |
| 非接地形 | 対極板回路を接地から絶縁し分流熱傷を防ぐ |
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