第35回 臨床工学技士国家試験 午前 第34問
第35回 臨床工学技士国家試験 午前 第34問(各種治療機器)の正答は 3 です。体外式除細動器は、コンデンサにためた電荷をミリ秒単位の短いパルスで胸壁から流す。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e
- 3. a、d、e ✓
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e
正答:3番
初回正答率 68.8%参考値
16人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
体外式除細動器は、コンデンサにためた電荷をミリ秒単位の短いパルスで胸壁から流す。二相性波形は途中で電流の向きを半導体スイッチで反転させる。心房細動はR波に同期させて通電(カルディオバージョン)する。
【各選択肢の解説】
a.二相性波形は半導体スイッチにより極性を反転する。
✅ 正しい。IGBTなどの半導体スイッチ(Hブリッジ)で通電の途中に電流の向きを切り換え、正負2相の波形をつくる。
b.出力パルス幅は2 ~5 μs である。
❌ 誤り。単位の取り違え。正しくは、出力パルス幅は数ms〜十数ms(ミリ秒)程度である。
c.出力端子の一方は接地されている。
❌ 誤り。正しくは、出力回路は接地から絶縁(フローティング)されている。接地されていると電流が接地へ流れ、患者や周囲の人が感電するおそれがある。
d.通電テストには50 Ω の無誘導抵抗を用いる。
✅ 正しい。人体の経胸壁インピーダンスに見立てた50 Ωの負荷に放電させ、出力エネルギーを確かめる。インダクタンスで波形がゆがまないよう無誘導抵抗を使う。
e.心房細動除去にはR 波同期装置を用いる。
✅ 正しい。T波の頂点付近(受攻期)に通電すると心室細動を誘発するため、R波に同期させて通電する。
❌ 誤り。b・cが誤った記述。正しくはa・d・e。
❌ 誤り。bが誤った記述。正しくはa・d・e。
✅ 正しい(=正答)。a・d・eとも正しい記述である。
❌ 誤り。b・cが誤った記述。正しくはa・d・e。
❌ 誤り。cが誤った記述。正しくはa・d・e。
【試験対策ポイント】
| 不整脈 | 通電 |
|---|---|
| 心室細動・無脈性心室頻拍 | 非同期(すぐに通電) |
| 心房細動・心房粗動・脈のある心室頻拍 | R波同期(カルディオバージョン) |
- 出力回路はフローティング、点検は50 Ωの無誘導抵抗、パルス幅はms単位
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