第35回 臨床工学技士国家試験 午前 第36問
各種治療機器第35回午前
第35回 臨床工学技士国家試験 午前 第36問(各種治療機器)の正答は 3 です。PCIはX線透視下でカテーテルを冠動脈まで進め、バルーンで狭窄部を押し広げてステントを置く治療。
問題
経皮的冠動脈インターベンション治療(PCI)について正しいのはどれか。
- 1. 体外式超音波診断装置を用いてカテーテルを誘導する。
- 2. バルーン拡張圧は100 気圧程度である。
- 3. 狭窄部拡張中の冠血流量は減少する。 ✓
- 4. ステント留置後の抗凝固療法は禁忌である。
- 5. ロータブレータはレーザを用いる。
正答:3番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 81.3%参考値
16人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 狭窄部拡張中の冠血流量は減少する。
PCIはX線透視下でカテーテルを冠動脈まで進め、バルーンで狭窄部を押し広げてステントを置く治療。バルーンを膨らませている間はそのバルーン自体が血管をふさぐため、その先の冠血流は一時的に減る(心電図のST変化や胸痛が出ることがある)。
【各選択肢の解説】
1. 体外式超音波診断装置を用いてカテーテルを誘導する。
❌ 誤り。正しくは、X線透視と造影でカテーテルを誘導する。超音波を使うのは血管の中から病変を観察する血管内超音波(IVUS)である。
❌ 誤り。正しくは、X線透視と造影でカテーテルを誘導する。超音波を使うのは血管の中から病変を観察する血管内超音波(IVUS)である。
2. バルーン拡張圧は100 気圧程度である。
❌ 誤り。正しくは、拡張圧は数〜20気圧程度である。
❌ 誤り。正しくは、拡張圧は数〜20気圧程度である。
3. 狭窄部拡張中の冠血流量は減少する。
✅ 正しい(=正答)。膨らんだバルーンが血管内腔をふさぐため、拡張している間はその末梢の冠血流が減る。
✅ 正しい(=正答)。膨らんだバルーンが血管内腔をふさぐため、拡張している間はその末梢の冠血流が減る。
4. ステント留置後の抗凝固療法は禁忌である。
❌ 誤り。正しくは、ステント血栓症を防ぐため、留置後は抗血小板薬2剤併用療法(DAPT)などの抗血栓療法を行う。
❌ 誤り。正しくは、ステント血栓症を防ぐため、留置後は抗血小板薬2剤併用療法(DAPT)などの抗血栓療法を行う。
5. ロータブレータはレーザを用いる。
❌ 誤り。正しくは、ロータブレータはダイヤモンド粒子をつけたバーを高速回転させて硬い石灰化病変を削る。レーザを使うのはエキシマレーザ冠動脈形成術(ELCA)である。
❌ 誤り。正しくは、ロータブレータはダイヤモンド粒子をつけたバーを高速回転させて硬い石灰化病変を削る。レーザを使うのはエキシマレーザ冠動脈形成術(ELCA)である。
【試験対策ポイント】
| 器具・方法 | 内容 |
|---|---|
| 誘導 | X線透視・造影 |
| バルーン | 数〜20気圧程度で拡張 |
| ステント | 留置後は抗血小板薬2剤併用(DAPT) |
| ロータブレータ | 高速回転するバーで石灰化を切削 |
| IVUS | 血管内からの超音波で病変を評価 |
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