MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第35回 臨床工学技士国家試験 午前 第37問

各種治療機器第35回午前

第35回 臨床工学技士国家試験 午前 第37問(各種治療機器)の正答は 2 です。超音波吸引手術装置(CUSA)は、先端を20〜30 kHz程度で振動させ、水分の多い柔らかい組織(肝実質・脳腫瘍など)を砕いて、生理食塩液で洗いながら吸引する。

問題
超音波吸引手術装置について正しいのはどれか。
  1. 1. 先端は5 ~10 mm の振幅で振動する。
  2. 2. 25 kHz 前後の振動を用いる。 ✓
  3. 3. 対極板が必要である。
  4. 4. 生理食塩液は不要である。
  5. 5. 骨切開に有用である。

正答:2番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 77.8%参考値

18人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — 25 kHz 前後の振動を用いる。

超音波吸引手術装置(CUSA)は、先端を20〜30 kHz程度で振動させ、水分の多い柔らかい組織(肝実質・脳腫瘍など)を砕いて、生理食塩液で洗いながら吸引する。線維の多い血管・神経は砕けにくく残るのが利点である。


【各選択肢の解説】

1. 先端は5 ~10 mm の振幅で振動する。
❌ 誤り。単位の取り違え。正しくは、先端の振幅は数百μm程度で、mmの大きさでは振動しない。
2. 25 kHz 前後の振動を用いる。
✅ 正しい(=正答)。20〜30 kHz程度の超音波振動を磁わい素子や圧電素子でつくり、先端(チップ)に伝える。
3. 対極板が必要である。
❌ 誤り。正しくは、電流を体に流すのではなく機械的な振動で組織を砕くため、対極板は不要である。
4. 生理食塩液は不要である。
❌ 誤り。正しくは、生理食塩液を流して砕いた組織を浮かせて吸引し、先端の発熱も冷やす。
5. 骨切開に有用である。
❌ 誤り。正しくは、含水量の多い実質臓器(肝など)や脳腫瘍の破砕・吸引に用いる。硬い骨は砕けず、骨の切削には別の超音波骨切削器を用いる。

【試験対策ポイント】

項目超音波吸引手術装置
振動数20〜30 kHz程度
先端の振幅数百μm程度
得意な組織水分の多い組織(肝実質・脳腫瘍)
残る組織血管・神経など線維の多い組織
必要なもの生理食塩液の灌流と吸引(対極板は不要)
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