第35回 臨床工学技士国家試験 午前 第50問
第35回 臨床工学技士国家試験 午前 第50問(電気工学)の正答は 5 です。図は入力→10 kΩ(直列)→0.1 μF(出力に並列)のRCローパスフィルタ(積分回路)。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d
- 5. d、e ✓
正答:5番
初回正答率 33.3%参考値
12人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
図は入力→10 kΩ(直列)→0.1 μF(出力に並列)のRCローパスフィルタ(積分回路)。遮断周波数では出力が入力の1/√2(−3 dB)、位相差は周波数で0°〜−90°に変わる。
計算
- 時定数 τ=RC=10×10³ Ω×0.1×10⁻⁶ F=1×10⁻³ s=1 ms
- 遮断周波数 fc=1/(2πRC)=1/(2π×10⁻³)≒159 Hz
【各選択肢の解説】
a.時定数は1 ms である。
✅ 正しい記述。上の計算どおり。
b.遮断周波数は約160 Hz である。
✅ 正しい記述。159 Hz≒160 Hz。
c.遮断周波数より十分に高い周波数では積分回路として動作する。
✅ 正しい記述。高い周波数ではコンデンサのインピーダンスがRより十分小さくなり、出力≒入力の積分/RC になる。
d.遮断周波数で出力電圧は入力電圧の1/2 に減衰する。
❌ 誤った記述。1/2になるのは電力。正しくは電圧は1/√2(約0.71倍、−3 dB)。
e.入出力電圧の位相差は周波数によらず一定である。
❌ 誤った記述。正しくは低域で0°、遮断周波数で−45°、高域で−90°に近づく(出力が遅れる)。
✅ a・bとも正しい記述で、「誤っている」組合せに当たらない(誤りの組はd・e)。
✅ aが正しい記述なので、「誤っている」組合せに当たらない(誤りの組はd・e)。
✅ b・cとも正しい記述で、「誤っている」組合せに当たらない(誤りの組はd・e)。
✅ cが正しい記述なので、「誤っている」組合せに当たらない(誤りの組はd・e)。
❌ 誤り(=正答)。d・eとも誤った記述で、設問の「誤っている」組合せに当たる。正しくはd=1/√2、e=位相差は周波数で変わる。
【試験対策ポイント】
| RCローパス(積分) | CRハイパス(微分) | |
|---|---|---|
| 出力をとる所 | C の両端 | R の両端 |
| fc | 1/(2πRC) | 1/(2πRC) |
| fcでの振幅 | 1/√2(−3 dB) | 1/√2(−3 dB) |
| fcでの位相 | −45° | +45° |
| 動作 | fcより十分高域で積分 | fcより十分低域で微分 |
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