MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第35回 臨床工学技士国家試験 午前 第65問

呼吸療法装置第35回午前

第35回 臨床工学技士国家試験 午前 第65問(呼吸療法装置)の正答は 5 です。高気圧酸素治療は加圧環境で高濃度酸素を吸入し、血漿溶存酸素を増やして組織酸素化を高める。

問題
高気圧酸素治療の効果で正しいのはどれか。 a.腸内ガスの膨張 b.血糖値コントロールの改善 c.創傷治癒の促進 d.末梢組織の酸素化 e.感染に対する好中球活性の上昇
  1. 1. a、b、c
  2. 2. a、b、e
  3. 3. a、d、e
  4. 4. b、c、d
  5. 5. c、d、e

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — c、d、e

高気圧酸素治療は加圧環境で高濃度酸素を吸入し、血漿溶存酸素を増やして組織酸素化を高める。創傷治癒促進・末梢組織の酸素化・好中球活性上昇(感染防御)が効果である。


【各選択肢の解説】

a. 腸内ガスの膨張 → ❌ 誤り。加圧中はボイルの法則でガスは収縮する。膨張は減圧時に起こる有害事象で、治療効果ではない。

b. 血糖値コントロールの改善 → ❌ 誤り。効果として確立していない。

c. 創傷治癒の促進 → ✅ 正しい。組織酸素化により治癒を促す。

d. 末梢組織の酸素化 → ✅ 正しい。溶存酸素増加による。

e. 感染に対する好中球活性の上昇 → ✅ 正しい。酸素依存性殺菌能が高まる。

よって正しい記述はc・d・e → その組合せは5番。

1. a、b、c ❌

2. a、b、e ❌

3. a、d、e ❌

4. b、c、d ❌

5. c、d、e ✅ 正しい組合せ。

【試験対策ポイント】

HBOの適応=一酸化炭素中毒・ガス壊疽・減圧症・空気塞栓・難治性創傷・突発性難聴。効果=溶存酸素↑による組織酸素化・創傷治癒・殺菌。減圧時の閉鎖腔ガス膨張(気胸・腸管)に注意。

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