第35回 臨床工学技士国家試験 午前 第67問
呼吸療法装置第35回午前
第35回 臨床工学技士国家試験 午前 第67問(呼吸療法装置)の正答は 3 です。リザーバ付きマスクは、バッグに貯めた酸素を吸気時に吸わせることで、簡易酸素マスクより高い吸入酸素濃度を得られる。
問題
酸素吸入に用いる機器について正しいのはどれか。
- 1. 鼻カニューレではCO₂ ナルコーシスを生じることはない。
- 2. 簡易酸素マスクは一定の酸素濃度を供給する際に用いる。
- 3. リザーバ付きマスクは簡易酸素マスクで酸素化が保てない場合に用いる。 ✓
- 4. ベンチュリーマスクは加湿が必要な場合に用いる。
- 5. ネブライザ付き酸素吸入装置は肺水腫の治療に用いる。
正答:3番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 70.8%参考値
24人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — リザーバ付きマスクは簡易酸素マスクで酸素化が保てない場合に用いる。
リザーバ付きマスクは、バッグに貯めた酸素を吸気時に吸わせることで、簡易酸素マスクより高い吸入酸素濃度を得られる。そのため簡易マスクで酸素化が保てないときに切り替える。各器具の「濃度が一定か・どこまで上がるか・加湿できるか」を見分ける問題である。
【各選択肢の解説】
1. 鼻カニューレではCO₂ ナルコーシスを生じることはない。
❌ 誤り。CO₂ナルコーシスは器具の種類でなく、慢性的な高二酸化炭素血症の患者にPaO₂を上げすぎることで起こる。正しくは、鼻カニューレでもⅡ型呼吸不全の患者には起こりうるので、低流量から始めて観察する。
❌ 誤り。CO₂ナルコーシスは器具の種類でなく、慢性的な高二酸化炭素血症の患者にPaO₂を上げすぎることで起こる。正しくは、鼻カニューレでもⅡ型呼吸不全の患者には起こりうるので、低流量から始めて観察する。
2. 簡易酸素マスクは一定の酸素濃度を供給する際に用いる。
❌ 誤り。簡易酸素マスクは低流量システムで、吸入酸素濃度は患者の換気量や呼吸パターンで変わる。正しくは、一定の酸素濃度を供給するときはベンチュリーマスクなどの高流量システムを用いる。
❌ 誤り。簡易酸素マスクは低流量システムで、吸入酸素濃度は患者の換気量や呼吸パターンで変わる。正しくは、一定の酸素濃度を供給するときはベンチュリーマスクなどの高流量システムを用いる。
3. リザーバ付きマスクは簡易酸素マスクで酸素化が保てない場合に用いる。
✅ 正しい(=正答)。リザーババッグに酸素を貯め、一方向弁で呼気の再吸入を減らすため、簡易マスクより高濃度の酸素を投与できる。
✅ 正しい(=正答)。リザーババッグに酸素を貯め、一方向弁で呼気の再吸入を減らすため、簡易マスクより高濃度の酸素を投与できる。
4. ベンチュリーマスクは加湿が必要な場合に用いる。
❌ 誤り。ベンチュリーマスクの目的は加湿ではない。正しくは、設定した酸素濃度を一定に供給したい場合に用い、十分な加湿が必要な場合はネブライザ付き酸素吸入装置を用いる。
❌ 誤り。ベンチュリーマスクの目的は加湿ではない。正しくは、設定した酸素濃度を一定に供給したい場合に用い、十分な加湿が必要な場合はネブライザ付き酸素吸入装置を用いる。
5. ネブライザ付き酸素吸入装置は肺水腫の治療に用いる。
❌ 誤り。肺水腫を治療する装置ではない。正しくは、加湿した酸素を一定の濃度で投与する装置で、気道の乾燥を防ぎたい場合や人工気道(気管切開など)の患者に用いる。
❌ 誤り。肺水腫を治療する装置ではない。正しくは、加湿した酸素を一定の濃度で投与する装置で、気道の乾燥を防ぎたい場合や人工気道(気管切開など)の患者に用いる。
【試験対策ポイント】
| 器具 | 方式 | 吸入酸素濃度 |
|---|---|---|
| 鼻カニューレ | 低流量 | 換気量で変動 |
| 簡易酸素マスク | 低流量 | 換気量で変動 |
| リザーバ付きマスク | 低流量(リザーバ) | 高濃度が得られる |
| ベンチュリーマスク | 高流量 | 設定濃度で一定 |
| ネブライザ付き酸素吸入装置 | 高流量 | 設定濃度で一定+加湿 |
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