第35回 臨床工学技士国家試験 午前 第75問
第35回 臨床工学技士国家試験 午前 第75問(血液浄化療法装置)の正答は 4 です。血液透析そのもので改善するのは、透析液との拡散で血液から除去・補正できるものである。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d ✓
- 5. d、e
正答:4番
初回正答率 88.9%参考値
18人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
血液透析そのもので改善するのは、透析液との拡散で血液から除去・補正できるものである。カリウムの除去(高カリウム血症)と、透析液の重炭酸による補正(代謝性アシドーシス)がこれにあたる。腎性貧血や二次性副甲状腺機能亢進症は薬物治療が必要。
【各選択肢の解説】
a.低栄養
❌ 誤り。透析ではアミノ酸などが透析液側へ失われ、むしろ低栄養の要因になる。正しくは、低栄養は食事・栄養管理で改善を図る。
b.腎性貧血
❌ 誤り。腎性貧血の主因はエリスロポエチンの産生低下で、透析では補えない。正しくは、赤血球造血刺激因子製剤(ESA)や鉄剤で治療する。
c.高カリウム血症
✅ 正しい。カリウムは透析液との濃度差による拡散で除去され、透析で直接改善する。
d.代謝性アシドーシス
✅ 正しい。透析液の重炭酸が血液側へ移動して酸が中和され、透析で直接補正される。
e.二次性副甲状腺機能亢進症
❌ 誤り。透析だけでは改善しない。正しくは、リン管理・活性型ビタミンD製剤・カルシウム受容体作動薬などで治療し、重症例では副甲状腺摘出術を行う。
❌ 誤り。どちらも透析では改善しない。正しくはc・d。
❌ 誤り。どちらも透析では改善しない。正しくはc・d。
❌ 誤り。bは薬物治療が必要。正しくはc・d。
✅ 正しい(=正答)。どちらも透析液との物質交換で直接改善する。
❌ 誤り。eは薬物治療が必要。正しくはc・d。
【試験対策ポイント】
| 透析で直接改善 | 透析以外の治療が必要 |
|---|---|
| 高カリウム血症 | 腎性貧血(ESA・鉄剤) |
| 代謝性アシドーシス | 二次性副甲状腺機能亢進症(リン管理・活性型ビタミンD) |
| 尿毒症物質の蓄積 | 低栄養(栄養管理) |
| 体液過剰(除水) |
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