第35回 臨床工学技士国家試験 午前 第77問
血液浄化療法装置第35回午前
第35回 臨床工学技士国家試験 午前 第77問(血液浄化療法装置)の正答は 4 です。ナファモスタットメシル酸塩は半減期が約5〜8分と非常に短く、体内に入るとすぐ分解されるため、抗凝固作用がほぼ体外循環回路内に限られる。
問題
重症の出血性病変を有する患者に対する血液浄化療法で使用される抗凝固薬はどれか。
- 1. 非分画ヘパリン
- 2. 低分子量ヘパリン
- 3. クエン酸ナトリウム
- 4. ナファモスタットメシル酸塩 ✓
- 5. アルガトロバン
正答:4番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 88.2%参考値
17人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — ナファモスタットメシル酸塩
ナファモスタットメシル酸塩は半減期が約5〜8分と非常に短く、体内に入るとすぐ分解されるため、抗凝固作用がほぼ体外循環回路内に限られる。このため重症の出血性病変をもつ患者の血液浄化に用いられる。
【各選択肢の解説】
1. 非分画ヘパリン
❌ 誤り。全身の凝固を抑えるため、出血病変を悪化させる。正しくは、出血のリスクがない患者の標準的な抗凝固薬である。
❌ 誤り。全身の凝固を抑えるため、出血病変を悪化させる。正しくは、出血のリスクがない患者の標準的な抗凝固薬である。
2. 低分子量ヘパリン
❌ 誤り。非分画ヘパリンより出血の副作用は少ないが、作用が持続し全身にも効く。正しくは、軽度の出血リスクのある患者に用い、重症の出血病変にはナファモスタットメシル酸塩を用いる。
❌ 誤り。非分画ヘパリンより出血の副作用は少ないが、作用が持続し全身にも効く。正しくは、軽度の出血リスクのある患者に用い、重症の出血病変にはナファモスタットメシル酸塩を用いる。
3. クエン酸ナトリウム
❌ 誤り。本問の答えではない。正しくは、血液中のカルシウムと結合して凝固を止める局所抗凝固法で、低カルシウム血症の管理を要し、わが国では重症出血例にはナファモスタットメシル酸塩が用いられる。
❌ 誤り。本問の答えではない。正しくは、血液中のカルシウムと結合して凝固を止める局所抗凝固法で、低カルシウム血症の管理を要し、わが国では重症出血例にはナファモスタットメシル酸塩が用いられる。
4. ナファモスタットメシル酸塩
✅ 正しい(=正答)。半減期が短く、回路内で抗凝固作用を発揮した後は体内で速やかに分解されるので、全身の出血傾向をほとんど強めない。
✅ 正しい(=正答)。半減期が短く、回路内で抗凝固作用を発揮した後は体内で速やかに分解されるので、全身の出血傾向をほとんど強めない。
5. アルガトロバン
❌ 誤り。アルガトロバンは抗トロンビン薬で、全身に作用する。正しくは、ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)やアンチトロンビン欠乏の患者に用いる。
❌ 誤り。アルガトロバンは抗トロンビン薬で、全身に作用する。正しくは、ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)やアンチトロンビン欠乏の患者に用いる。
【試験対策ポイント】
| 抗凝固薬 | 主な使いどころ |
|---|---|
| 非分画ヘパリン | 出血リスクなし(標準) |
| 低分子量ヘパリン | 軽度の出血リスク |
| ナファモスタットメシル酸塩 | 重症の出血病変・手術直後 |
| アルガトロバン | HIT・アンチトロンビン欠乏 |
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