MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第35回 臨床工学技士国家試験 午前 第81問

医用機械工学第35回午前

第35回 臨床工学技士国家試験 午前 第81問(医用機械工学)の正答は 1 です。ヤング率(縦弾性係数)E は、垂直応力 σ と縦ひずみ ε の比(E=σ/ε)で定義される。

問題
材料のヤング率を求めるために材料に加える負荷はどれか。 a.圧縮荷重 b.引張り荷重 c.せん断荷重 d.曲げモーメント e.ねじりモーメント
  1. 1. a、b ✓
  2. 2. a、e
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:1番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 54.5%参考値

11人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番(a・b)

ヤング率(縦弾性係数)E は、垂直応力 σ と縦ひずみ ε の比(E=σ/ε)で定義される。断面に一様な垂直応力を生じさせる負荷=引張り荷重と圧縮荷重で求める。


【各選択肢の解説】

a.圧縮荷重
✅ 正しい。断面に一様な垂直(圧縮)応力が生じ、そのときの縦ひずみとの比からEが得られる。

b.引張り荷重
✅ 正しい。引張試験は応力-ひずみ曲線の直線部の傾きからEを求める標準的な方法である。

c.せん断荷重
❌ 誤り。せん断荷重で生じるのはせん断応力とせん断ひずみで、その比は剛性率(横弾性係数)G である。正しくは、せん断荷重から求まるのは剛性率Gである。

d.曲げモーメント
❌ 誤り。曲げでは断面の片側に引張り、反対側に圧縮が生じ、応力が断面内で一様でない。たわみからEを間接的に計算する方法はあるが、Eの定義どおりの一様な垂直応力を与える負荷ではない。正しくは、曲げで直接問題になるのは断面二次モーメントとたわみである。

e.ねじりモーメント
❌ 誤り。ねじりで断面に生じるのはせん断応力である。正しくは、ねじり試験から求まるのは剛性率Gである。

1. a、b
✅ 正しい(=正答)。a・bとも一様な垂直応力を与える負荷で、ヤング率の定義に直結する。
2. a、e
❌ 誤り。eが誤りの記述である。正しくはa・b。
3. b、c
❌ 誤り。cが誤りの記述である。正しくはa・b。
4. c、d
❌ 誤り。c・dが誤りの記述である。正しくはa・b。
5. d、e
❌ 誤り。d・eが誤りの記述である。正しくはa・b。

【試験対策ポイント】

弾性定数定義求める負荷
ヤング率E垂直応力/縦ひずみ引張り・圧縮
剛性率Gせん断応力/せん断ひずみせん断・ねじり
ポアソン比ν横ひずみ/縦ひずみ(大きさ)引張り・圧縮

等方性材料では E=2G(1+ν) が成り立つ。

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