第35回 臨床工学技士国家試験 午前 第86問
第35回 臨床工学技士国家試験 午前 第86問(生体物性)の正答は 5 です。音響インピーダンスは Z=密度ρ×音速c。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e
- 3. a、d、e
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e ✓
正答:5番
初回正答率 78.9%参考値
19人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
音響インピーダンスは Z=密度ρ×音速c。Zの違う組織の境界で反射が起こり、差が大きいほど反射が強い。骨は密度も音速も大きく、Zは軟部組織よりずっと大きい。
【各選択肢の解説】
a.2000 Hz の音波は超音波である。
❌ 誤り。超音波は人の可聴域の上限を超える20 kHz以上の音波。2000 Hz(2 kHz)は可聴域にある。正しくは、2000 Hzは可聴音である。
b.頭蓋骨を伝わる音速は約1500 m/s である。
❌ 誤り。約1500 m/sは水・軟部組織の音速である。正しくは、骨の音速は約3000〜4000 m/sで軟部組織の2倍以上。
c.音響インピーダンスは密度と音速の積である。
✅ 正しい。Z=ρc(単位 kg/(m²·s))。
d.音波は音響インピーダンスの異なる組織の境界面で反射する。
✅ 正しい。垂直入射での反射率は ((Z₂−Z₁)/(Z₂+Z₁))² で、Zの差が大きいほど反射が強い。超音波画像はこの反射をとらえている。
e.骨の音響インピーダンスは筋肉より大きい。
✅ 正しい。骨は密度・音速とも筋より大きいので、その積であるZも大きい。
❌ 誤り。a・bが誤りの記述である。正しくはc・d・e。
❌ 誤り。a・bが誤りの記述である。正しくはc・d・e。
❌ 誤り。aが誤りの記述である。正しくはc・d・e。
❌ 誤り。bが誤りの記述である。正しくはc・d・e。
✅ 正しい(=正答)。c・d・eの3つが音響の正しい記述である。
【試験対策ポイント】
| 媒質 | 音速 | 音響インピーダンス |
|---|---|---|
| 空気 | 約340 m/s | 非常に小さい |
| 軟部組織・水 | 約1500 m/s | 中 |
| 骨 | 約3000〜4000 m/s | 大 |
超音波=20 kHz以上。空気・骨との境界は反射が強い(プローブにゼリーを塗って空気層をなくす理由)。
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