第35回 臨床工学技士国家試験 午後 第7問
第35回 臨床工学技士国家試験 午後 第7問(人体の構造と機能)の正答は 2 です。心周期は房室弁の閉鎖(Ⅰ音)で収縮期が始まり、動脈弁の閉鎖(Ⅱ音)で拡張期が始まる。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e ✓
- 3. a、d、e
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e
正答:2番
初回正答率 35.7%参考値
14人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
心周期は房室弁の閉鎖(Ⅰ音)で収縮期が始まり、動脈弁の閉鎖(Ⅱ音)で拡張期が始まる。拡張期は大動脈弁が閉じているので大動脈圧>左室圧、僧帽弁が開いて充満するあいだは左房圧>左室圧。
【各選択肢の解説】
a.Ⅰ音と共に収縮期が始まる。
✅ 正しい。Ⅰ音は心室の収縮で僧帽弁・三尖弁が閉じる音で、収縮期の始まりにあたる。
b.拡張期は収縮期より長い。
✅ 正しい。安静時の心拍数では拡張期が収縮期より長い。心拍数が上がると主に拡張期が短くなる。
c.QRS 波と共にⅡ音が聴取される。
❌ 誤り。QRS波は心室の興奮で、その直後に聞こえるのはⅠ音である。正しくは、Ⅱ音はT波の終わりごろ(収縮期の終わり)に聞こえる。
d.拡張期には左心房圧は左心室圧より低い。
❌ 誤り。拡張期に左室が充満するのは、僧帽弁が開いて左房から左室へ圧の差で血液が流れ込むからである。正しくは、充満期の左房圧は左室圧より高い。
e.拡張期には大動脈圧は左心室圧より高い。
✅ 正しい。拡張期は左室圧が下がり、大動脈弁が閉じている。大動脈圧(拡張期血圧程度)が左室圧より高く、弁が閉じて逆流を防ぐ。
❌ 誤り。cが誤りの記述である。正しくはa・b・e。
✅ 正しい(=正答)。a・b・eの3つが心周期の正しい記述である。
❌ 誤り。dが誤りの記述である。正しくはa・b・e。
❌ 誤り。c・dが誤りの記述である。正しくはa・b・e。
❌ 誤り。c・dが誤りの記述である。正しくはa・b・e。
【試験対策ポイント】
| 時点 | 音 | 心電図 | 弁 |
|---|---|---|---|
| 収縮期の始まり | Ⅰ音 | QRS直後 | 房室弁が閉じる |
| 拡張期の始まり | Ⅱ音 | T波の終わりごろ | 動脈弁が閉じる |
拡張期の充満期:左房圧>左室圧、大動脈圧>左室圧。
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