第35回 臨床工学技士国家試験 午後 第9問
人体の構造と機能第35回午後
第35回 臨床工学技士国家試験 午後 第9問(人体の構造と機能)の正答は 5 です。皮膚の最外層の角質層は、角質細胞のすき間を脂質が埋めた構造で、脂溶性の物質は通しやすいが水溶性の物質はほとんど通さない。
問題
皮膚の構造と機能について正しいのはどれか。
- 1. 表皮に血管が存在している。
- 2. 表皮に感覚神経が分布している。
- 3. ケラチンは紫外線による細胞傷害を抑制している。
- 4. 赤外線を浴びるとビタミンD 前駆体が活性化する。
- 5. 水溶性物質は皮膚をほとんど透過しない。 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 27.8%参考値
18人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 水溶性物質は皮膚をほとんど透過しない。
皮膚の最外層の角質層は、角質細胞のすき間を脂質が埋めた構造で、脂溶性の物質は通しやすいが水溶性の物質はほとんど通さない。これが経皮吸収の基本。
【各選択肢の解説】
1. 表皮に血管が存在している。
❌ 誤り。表皮は血管をもたず、真皮の毛細血管からの拡散で栄養を受ける。正しくは、血管は真皮以下に存在する。
❌ 誤り。表皮は血管をもたず、真皮の毛細血管からの拡散で栄養を受ける。正しくは、血管は真皮以下に存在する。
2. 表皮に感覚神経が分布している。
❌ 誤り。触覚・圧覚などの受容器(マイスネル小体・パチニ小体など)と感覚神経の本体は真皮・皮下組織にある。正しくは、感覚神経は主に真皮に分布する(自由神経終末の細い枝の一部は表皮内まで入り込む)。
❌ 誤り。触覚・圧覚などの受容器(マイスネル小体・パチニ小体など)と感覚神経の本体は真皮・皮下組織にある。正しくは、感覚神経は主に真皮に分布する(自由神経終末の細い枝の一部は表皮内まで入り込む)。
3. ケラチンは紫外線による細胞傷害を抑制している。
❌ 誤り。ケラチンは角質の強さと物理的なバリアを担うタンパク質である。正しくは、紫外線から細胞(核)を守るのはメラノサイトがつくるメラニン。
❌ 誤り。ケラチンは角質の強さと物理的なバリアを担うタンパク質である。正しくは、紫外線から細胞(核)を守るのはメラノサイトがつくるメラニン。
4. 赤外線を浴びるとビタミンD 前駆体が活性化する。
❌ 誤り。赤外線ではビタミンDはつくられない。正しくは、紫外線(UVB)で皮膚の7-デヒドロコレステロールからビタミンD₃前駆体ができる。
❌ 誤り。赤外線ではビタミンDはつくられない。正しくは、紫外線(UVB)で皮膚の7-デヒドロコレステロールからビタミンD₃前駆体ができる。
5. 水溶性物質は皮膚をほとんど透過しない。
✅ 正しい(=正答)。角質層の脂質の層が水溶性物質の通過をはばむため、貼り薬・塗り薬には脂溶性の高い薬が多く使われる。
✅ 正しい(=正答)。角質層の脂質の層が水溶性物質の通過をはばむため、貼り薬・塗り薬には脂溶性の高い薬が多く使われる。
【試験対策ポイント】
| 層 | 特徴 |
|---|---|
| 表皮 | 血管なし・角質層がバリア・メラノサイト(メラニン) |
| 真皮 | 血管・感覚受容器・汗腺・膠原線維 |
| 皮下組織 | 脂肪・パチニ小体 |
紫外線=メラニンで防御・ビタミンD合成。経皮吸収は脂溶性ほど通りやすい。
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