第35回 臨床工学技士国家試験 午後 第14問
呼吸器系第35回午後
第35回 臨床工学技士国家試験 午後 第14問(呼吸器系)の正答は 3 です。自然気胸は、肺の表面(多くは肺尖部)にできたブラ・ブレブ(薄い壁の気腔)が破れて、胸腔に空気が漏れる病気である。
問題
自然気胸について正しいのはどれか。
- 1. 女性に多い。
- 2. 聴診所見では健側の呼吸音が減弱する。
- 3. 胸部CT 所見ではブラが確認される。 ✓
- 4. 陽圧換気中は発生しない。
- 5. 緊張性気胸は自然軽快する。
正答:3番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 61.5%参考値
13人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 胸部CT所見ではブラが確認される。
自然気胸は、肺の表面(多くは肺尖部)にできたブラ・ブレブ(薄い壁の気腔)が破れて、胸腔に空気が漏れる病気である。原因病変であるブラはCTで描出できる。若いやせ型の長身男性に多い。
【各選択肢の解説】
1. 女性に多い。
❌ 誤り。正しくは、若年でやせ型・長身の男性に多い。
❌ 誤り。正しくは、若年でやせ型・長身の男性に多い。
2. 聴診所見では健側の呼吸音が減弱する。
❌ 誤り。正しくは、空気がたまって肺がしぼんだ患側の呼吸音が減弱(消失)する。
❌ 誤り。正しくは、空気がたまって肺がしぼんだ患側の呼吸音が減弱(消失)する。
3. 胸部CT所見ではブラが確認される。
✅ 正しい。胸膜直下のブラ・ブレブが破れることが原因であり、CTで肺尖部などにブラを確認できる。再発予防の手術を決める材料にもなる。
✅ 正しい。胸膜直下のブラ・ブレブが破れることが原因であり、CTで肺尖部などにブラを確認できる。再発予防の手術を決める材料にもなる。
4. 陽圧換気中は発生しない。
❌ 誤り。正しくは、陽圧換気では肺胞内圧が高くなるため、圧損傷(barotrauma)として気胸を起こしうる。人工呼吸中の気胸は緊張性気胸になりやすい。
❌ 誤り。正しくは、陽圧換気では肺胞内圧が高くなるため、圧損傷(barotrauma)として気胸を起こしうる。人工呼吸中の気胸は緊張性気胸になりやすい。
5. 緊張性気胸は自然軽快する。
❌ 誤り。正しくは、緊張性気胸は胸腔内圧が上がり続けて縦隔が健側へ偏位し、静脈還流が妨げられてショックに陥るため、緊急の脱気(穿刺・胸腔ドレナージ)が必要である。
❌ 誤り。正しくは、緊張性気胸は胸腔内圧が上がり続けて縦隔が健側へ偏位し、静脈還流が妨げられてショックに陥るため、緊急の脱気(穿刺・胸腔ドレナージ)が必要である。
【試験対策ポイント】
| 自然気胸 | 緊張性気胸 | |
|---|---|---|
| 原因 | ブラ・ブレブの破裂 | 弁状に空気が流入し続ける |
| 所見 | 患側の呼吸音減弱・胸痛・呼吸困難 | 縦隔の健側偏位・頸静脈怒張・ショック |
| 対応 | 軽度は経過観察、中等度以上はドレナージ | 直ちに脱気 |
陽圧換気・PEEPは気胸の危険因子である。
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