MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第35回 臨床工学技士国家試験 午後 第20問

血液系第35回午後

第35回 臨床工学技士国家試験 午後 第20問(血液系)の正答は 3 です。鉄欠乏性貧血は、まず貯蔵鉄(フェリチン)が減り、ヘモグロビンを十分つくれずに赤血球が小さくなる小球性低色素性貧血である。

問題
鉄欠乏性貧血の所見で正しいのはどれか。 a.血清フェリチン低値 b.血清間接ビリルビン高値 c.血清エリスロポエチン低値 d.平均赤血球容積(MCV)低値 e.血清総鉄結合能(TIBC)高値
  1. 1. a、b、c
  2. 2. a、b、e
  3. 3. a、d、e ✓
  4. 4. b、c、d
  5. 5. c、d、e

正答:3番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 55.6%参考値

18人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番(a・d・e)

鉄欠乏性貧血は、まず貯蔵鉄(フェリチン)が減り、ヘモグロビンを十分つくれずに赤血球が小さくなる小球性低色素性貧血である。鉄を取り込もうとトランスフェリンが増えるため、総鉄結合能(TIBC)は上がる。


【各選択肢の解説】

a.血清フェリチン低値
✅ 正しい。フェリチンは貯蔵鉄の量を反映し、鉄欠乏で最も早く低下する。

b.血清間接ビリルビン高値
❌ 誤り。正しくは、間接ビリルビンが上がるのは赤血球が壊れる溶血性貧血で、鉄欠乏性貧血では上がらない。

c.血清エリスロポエチン低値
❌ 誤り。正しくは、鉄欠乏性貧血では貧血による低酸素に腎臓が反応して、エリスロポエチンは上昇する。エリスロポエチンが不足するのは腎性貧血である。

d.平均赤血球容積(MCV)低値
✅ 正しい。ヘモグロビンの合成が足りず赤血球が小さくなるため、MCVが低下する(小球性)。

e.血清総鉄結合能(TIBC)高値
✅ 正しい。鉄を運ぶトランスフェリンが増えるため、TIBCは上昇する。

1. a、b、c
❌ 誤り。b・cが当たらない。正しくはa・d・e。
2. a、b、e
❌ 誤り。bが当たらない。正しくはa・d・e。
3. a、d、e
✅ 正しい(=正答)。3つとも鉄欠乏性貧血の所見である。
4. b、c、d
❌ 誤り。b・cが当たらない。正しくはa・d・e。
5. c、d、e
❌ 誤り。cが当たらない。正しくはa・d・e。

【試験対策ポイント】

鉄欠乏性貧血溶血性貧血腎性貧血
MCV低い(小球性)正常〜高い正常(正球性)
特徴的な検査フェリチン↓・TIBC↑間接ビリルビン↑・LDH↑・網赤血球↑エリスロポエチンの不足
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