第35回 臨床工学技士国家試験 午後 第32問
医用画像計測第35回午後
第35回 臨床工学技士国家試験 午後 第32問(医用画像計測)の正答は 4 です。SPECT(単一光子放射断層撮影)は、体内に投与した放射性核種(⁹⁹ᵐTc・²⁰¹Tlなど)が出すγ線を検出する。
問題
ラジオアイソトープを用いた画像撮影について誤っているのはどれか。
- 1. X 線CT に比べて空間分解能が低い。
- 2. SPECT は心筋の血流を観察できる。
- 3. FDG-PET はがん診断に有用である。
- 4. SPECT は中性子線を検出する。 ✓
- 5. PET は陽電子放出核種を用いる。
正答:4番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 75%参考値
12人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — SPECT は中性子線を検出する。
SPECT(単一光子放射断層撮影)は、体内に投与した放射性核種(⁹⁹ᵐTc・²⁰¹Tlなど)が出すγ線を検出する。中性子線は使わない。PETとの違い(単一光子か陽電子か)を見分ける問題。
【各選択肢の解説】
1. X 線CT に比べて空間分解能が低い。
✅ 正しい。核医学画像は体内から出るγ線をコリメータや検出器で拾うため、空間分解能は数mm〜1 cm程度で、X線CT(サブmm)より低い。
✅ 正しい。核医学画像は体内から出るγ線をコリメータや検出器で拾うため、空間分解能は数mm〜1 cm程度で、X線CT(サブmm)より低い。
2. SPECT は心筋の血流を観察できる。
✅ 正しい。²⁰¹Tlや⁹⁹ᵐTc製剤を使う心筋血流シンチグラフィ(心筋SPECT)で、虚血部位を評価できる。
✅ 正しい。²⁰¹Tlや⁹⁹ᵐTc製剤を使う心筋血流シンチグラフィ(心筋SPECT)で、虚血部位を評価できる。
3. FDG-PET はがん診断に有用である。
✅ 正しい。FDG(¹⁸F標識のブドウ糖類似物質)はブドウ糖代謝の盛んながん細胞に多く取り込まれるため、腫瘍の検出や転移の評価に使う。
✅ 正しい。FDG(¹⁸F標識のブドウ糖類似物質)はブドウ糖代謝の盛んながん細胞に多く取り込まれるため、腫瘍の検出や転移の評価に使う。
4. SPECT は中性子線を検出する。
❌ 誤り(=正答)。正しくはSPECTは単一光子放出核種から出るγ線を検出する。
❌ 誤り(=正答)。正しくはSPECTは単一光子放出核種から出るγ線を検出する。
5. PET は陽電子放出核種を用いる。
✅ 正しい。陽電子が電子と結合して消滅するときに反対向きに出る2本の511 keVのγ線(消滅放射線)を同時計数で検出する。
✅ 正しい。陽電子が電子と結合して消滅するときに反対向きに出る2本の511 keVのγ線(消滅放射線)を同時計数で検出する。
【試験対策ポイント】
| 装置 | 核種 | 検出するもの |
|---|---|---|
| SPECT | 単一光子放出核種(⁹⁹ᵐTc・²⁰¹Tl など) | γ線(1本ずつ) |
| PET | 陽電子放出核種(¹⁸F など) | 消滅放射線511 keV×2本(同時計数) |
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