第35回 臨床工学技士国家試験 午後 第34問
第35回 臨床工学技士国家試験 午後 第34問(各種治療機器)の正答は 5 です。電気メスの対極板(広い面積で電流密度を下げる・結合方式)と高周波漏れ電流の測定条件を見分ける問題。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d
- 5. d、e ✓
正答:5番
初回正答率 14.3%参考値
14人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
電気メスの対極板(広い面積で電流密度を下げる・結合方式)と高周波漏れ電流の測定条件を見分ける問題。正しいのはd・eである。
【各選択肢の解説】
a.対極板の接触面積は10 cm² 前後である。
❌ 誤り。小さすぎる。正しくは成人用対極板はおおむね100 cm²以上の広い面積をもち、戻りの電流密度を下げて対極板部位の熱傷を防ぐ。
b.ゲルパッド型は静電結合である。
❌ 誤り。正しくは導電性ゲルで皮膚と電気的に直接つながる導電結合型である。静電(容量)結合型は、絶縁性の層を挟んでコンデンサとして高周波電流を通す方式である。
c.導電結合型対極板は、静電結合型よりも接触インピーダンスが高い。
❌ 誤り。向きが逆。正しくは皮膚と直接導通する導電結合型の方が、コンデンサを介する静電結合型より接触インピーダンスが低い。
d.高周波漏れ電流の測定には200 Ω の無誘導抵抗を使用する。
✅ 正しい。電気メスの高周波漏れ電流は、200 Ωの無誘導抵抗を介して高周波電流計で測る(JIS T 0601-2-2)。無誘導抵抗を使うのは、高周波で抵抗自体のインダクタンスが測定値を狂わせないためである。
e.アクティブ電極と生体接触部のインピーダンスは400 Ω 前後である。
✅ 正しい。電気メスの負荷となる生体(メス先〜対極板間)のインピーダンスは数百Ω程度で、400 Ω前後として扱われる。
❌ 誤り。a・bとも誤った記述である。正しくは対極板は100 cm²以上、ゲルパッド型は導電結合型。
❌ 誤り。eは正しいがaが誤り。正しくは対極板の面積は100 cm²以上。
❌ 誤り。b・cとも誤った記述である。正しくはゲルパッド型は導電結合型で、接触インピーダンスは導電結合型の方が低い。
❌ 誤り。dは正しいがcが誤り。正しくは導電結合型の方が接触インピーダンスが低い。
✅ 正しい(=正答)。d・eとも正しい記述である。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 押さえる中身 |
|---|---|
| 対極板の面積 | 広い(成人用でおおむね100 cm²以上)=電流密度を下げる |
| 導電結合型 | ゲルで直接導通・接触インピーダンス低い |
| 静電(容量)結合型 | 絶縁層を挟むコンデンサ・接触インピーダンス高い |
| 高周波漏れ電流 | 200 Ω無誘導抵抗で測定 |
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