第35回 臨床工学技士国家試験 午後 第35問
第35回 臨床工学技士国家試験 午後 第35問(各種治療機器)の正答は 5 です。RFカテーテルアブレーションは、X線透視下で心腔内に入れたカテーテル電極から高周波電流を流し、頻脈性不整脈の原因部位を熱で凝固する治療である。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d
- 5. d、e ✓
正答:5番
初回正答率 68.8%参考値
16人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
RFカテーテルアブレーションは、X線透視下で心腔内に入れたカテーテル電極から高周波電流を流し、頻脈性不整脈の原因部位を熱で凝固する治療である。高周波電流はペースメーカなどの植込み機器に干渉しうる。正しいのはd・e。
【各選択肢の解説】
a.徐脈性不整脈の治療に用いる。
❌ 誤り。正しくは頻脈性不整脈(WPW症候群・房室結節リエントリー性頻拍・心房粗動・心房細動など)の治療に用いる。徐脈性不整脈の治療はペースメーカである。
b.X 線透視装置は不要である。
❌ 誤り。正しくはカテーテルを心腔内の目的部位へ誘導・確認するためにX線透視装置を使う。
c.カテーテル電極先端は300℃以上になる。
❌ 誤り。正しくは電極先端の温度は60℃前後に制御する。100℃を超えると血液が凝固して電極に付着したり、組織内の水分が沸騰して組織が破裂したりするため避ける。
d.カテーテル電極から高周波電流を流す。
✅ 正しい。先端電極と体表の対極板の間に高周波電流を流し、電流密度の高い電極周囲の心筋を加熱・凝固させる。
e.ペースメーカの誤作動を起こす。
✅ 正しい。高周波電流が電磁干渉となり、ペースメーカの感知異常(オーバーセンシングによる出力抑制など)を起こしうるため、事前の設定変更や監視が必要になる。
❌ 誤り。a・bとも誤った記述である。正しくは頻脈性不整脈が対象で、X線透視装置を使う。
❌ 誤り。eは正しいがaが誤り。正しくは頻脈性不整脈が対象。
❌ 誤り。b・cとも誤った記述である。正しくはX線透視装置を使い、電極先端は60℃前後に制御する。
❌ 誤り。dは正しいがcが誤り。正しくは電極先端は60℃前後。
✅ 正しい(=正答)。d・eとも正しい記述である。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 押さえる中身 |
|---|---|
| 対象 | 頻脈性不整脈(徐脈はペースメーカ) |
| エネルギー | 高周波電流(電極〜対極板) |
| 先端温度 | 60℃前後に制御・100℃超は避ける |
| 画像誘導 | X線透視 |
| 注意 | 植込み機器(ペースメーカ・ICD)への干渉 |
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