第35回 臨床工学技士国家試験 午後 第63問
呼吸療法装置第35回午後
第35回 臨床工学技士国家試験 午後 第63問(呼吸療法装置)の正答は 1 です。高流量鼻カニューレ酸素療法(HFNC)は、加温加湿した酸素・空気の混合ガスを、患者の吸気流量を上回る高流量(成人で最大およそ60 L/min)で鼻から送る。
問題
高流量鼻カニューレ酸素療法について誤っているのはどれか。
- 1. 最大10 L/min の吸気流量を供給できる。 ✓
- 2. ブレンダ型では高圧空気と酸素を混合して高濃度酸素を供給する。
- 3. ベンチュリー型では医療ガス設備酸素のみで高濃度酸素を供給する。
- 4. 通常は専用の鼻カニューレを用いる。
- 5. 呼気終末陽圧(PEEP)効果が得られる。
正答:1番
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 63.6%参考値
22人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 最大10 L/min の吸気流量を供給できる。
高流量鼻カニューレ酸素療法(HFNC)は、加温加湿した酸素・空気の混合ガスを、患者の吸気流量を上回る高流量(成人で最大およそ60 L/min)で鼻から送る。通常の鼻カニューレはおおむね1〜6 L/minで使い、10 L/minはその範囲を超えるが、患者の吸気流量にはまだ届かず「高流量」とはいえない。
【各選択肢の解説】
1. 最大10 L/min の吸気流量を供給できる。
❌ 誤り(=正答)。正しくは、HFNCは成人で30〜60 L/min程度の高流量を供給でき、患者の吸気流量を上回るため設定した酸素濃度がそのまま吸入される。
❌ 誤り(=正答)。正しくは、HFNCは成人で30〜60 L/min程度の高流量を供給でき、患者の吸気流量を上回るため設定した酸素濃度がそのまま吸入される。
2. ブレンダ型では高圧空気と酸素を混合して高濃度酸素を供給する。
✅ 正しい。酸素ブレンダで医療ガス設備の高圧空気と酸素を混合し、酸素濃度と流量を別々に設定する。
✅ 正しい。酸素ブレンダで医療ガス設備の高圧空気と酸素を混合し、酸素濃度と流量を別々に設定する。
3. ベンチュリー型では医療ガス設備酸素のみで高濃度酸素を供給する。
✅ 正しい。酸素のジェット流が周囲の空気を巻き込むベンチュリー効果で流量を増やすため、駆動に必要なのは酸素だけである。
✅ 正しい。酸素のジェット流が周囲の空気を巻き込むベンチュリー効果で流量を増やすため、駆動に必要なのは酸素だけである。
4. 通常は専用の鼻カニューレを用いる。
✅ 正しい。高流量を通すため太い内径をもつ専用の鼻カニューレと、加温加湿器・専用回路を組み合わせて使う。
✅ 正しい。高流量を通すため太い内径をもつ専用の鼻カニューレと、加温加湿器・専用回路を組み合わせて使う。
5. 呼気終末陽圧(PEEP)効果が得られる。
✅ 正しい。高流量のガスが呼気に抵抗するため、口を閉じていると軽度の気道内陽圧が生じる。その大きさは流量と口の開閉で変わる。
✅ 正しい。高流量のガスが呼気に抵抗するため、口を閉じていると軽度の気道内陽圧が生じる。その大きさは流量と口の開閉で変わる。
【試験対策ポイント】
HFNCの効果:解剖学的死腔の洗い出し・軽度のPEEP効果・安定した吸入酸素濃度・加温加湿による気道粘膜の保護。マスクを使わないので会話・食事がしやすい。
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