第35回 臨床工学技士国家試験 午後 第66問
第35回 臨床工学技士国家試験 午後 第66問(呼吸療法装置)の正答は 4 です。在宅NPPVはマスクで換気を補助する非侵襲的な方法。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d ✓
- 5. d、e
正答:4番
初回正答率 75%参考値
20人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
在宅NPPVはマスクで換気を補助する非侵襲的な方法。換気補助で呼吸筋の負担を減らし(c)、気管切開を要するTPPVより使用が多い(d)。
【各選択肢の解説】
a.日中はNPPVで、夜間は酸素吸入療法を用いることが多い。
❌ 誤り。日中と夜間が逆。正しくは、COPDの在宅NPPVは夜間(睡眠中)を中心に使い、日中は酸素吸入療法を用いることが多い。睡眠中は換気が落ちて高二酸化炭素血症が進みやすいためである。
b.TPPVに比べて患者への侵襲は大きい。
❌ 誤り。正しくは、NPPVはマスクで換気し気管切開を必要としないため、TPPV(気管切開下陽圧換気)より侵襲は小さい。
c.換気補助による呼吸筋の負担を軽減できる。
✅ 正しい。吸気時に陽圧で換気を補助するので、呼吸筋の仕事量が減り、呼吸筋疲労の改善につながる。
d.TPPVよりも使用頻度が高くなっている。
✅ 正しい。気管切開が不要でマスクの着脱で使えるため、在宅人工呼吸の多くをNPPVが占めている。
e.排痰の多い症例でも安全に使用できる。
❌ 誤り。正しくは、マスク換気では痰を吸引しにくく、気道分泌物が多く排痰が難しい症例はNPPVに向かない(禁忌・慎重使用)。気管切開下のTPPVなら気管から吸引できる。
❌ 誤り。a・bとも誤った記述。正しくはc・d。
❌ 誤り。a・eとも誤った記述。正しくはc・d。
❌ 誤り。bが誤った記述。正しくはc・d。
✅ 正しい(=正答)。c・dとも正しい記述である。
❌ 誤り。eが誤った記述。正しくはc・d。
【試験対策ポイント】
| NPPV | TPPV | |
|---|---|---|
| 接続 | マスク | 気管切開チューブ |
| 侵襲 | 小 | 大 |
| 喀痰の吸引 | しにくい | しやすい |
| 向く例 | 意識が保たれ、気道分泌が少ない | 分泌物が多い・気道確保が必要 |
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