MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第35回 臨床工学技士国家試験 午後 第82問

医用機械工学第35回午後

第35回 臨床工学技士国家試験 午後 第82問(医用機械工学)の正答は 3 です。パスカルの原理:閉じ込めた液体の一点に加えた圧力は、液体のすべての部分に等しく伝わる。

問題
図のように太さの違うU 字形の器に水を入れ、その水を閉じ込めるようにA とB の2 つのピストンをつける。A に力を加えてB に載せた物体を持ち上げるとき、必要となる最小限の力の大きさF[N]に最も近いのはどれか。 ただし、ピストンの質量や摩擦抵抗は無視できるものとする。
第35回午後第82問 図
  1. 1. 2.5
  2. 2. 10
  3. 3. 25 ✓
  4. 4. 100
  5. 5. 400

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — 25

パスカルの原理:閉じ込めた液体の一点に加えた圧力は、液体のすべての部分に等しく伝わる。図ではA・Bのピストンは同じ高さなので、両側の圧力は等しく、F/A_A=mg/A_Bとなる。


【各選択肢の解説】

途中式:Bにかかる重力 mg=10 kg×9.8 m/s²=98 N
F=98 N×(100 cm²/400 cm²)=98×0.25=24.5 N≒25 N

1. 2.5
❌ 誤り。質量10 kgをそのまま力として10×0.25とした値(重力加速度の掛け忘れ)。正しくは10×9.8=98 Nに面積比を掛けて約25 N。
2. 10
❌ 誤り。正しくは98 Nに面積比100/400を掛けた約25 N。
3. 25
✅ 正しい(=正答)。断面積が1/4のAでは、Bの荷重の1/4の力でつり合う。
4. 100
❌ 誤り。面積比を掛けずに荷重98 Nをそのまま答えた値。正しくは面積比1/4を掛けて約25 N。
5. 400
❌ 誤り。面積比を逆(400/100)に掛けた値(98×4=392 N)。正しくは小さいピストンに必要な力は小さく、約25 N。

【試験対策ポイント】

  • 圧力が等しい:F_A/A_A=F_B/A_B → 力の比=面積の比
  • 小さいピストンに小さい力で、大きいピストンの大きい荷重を支えられる(油圧ジャッキ)
  • 質量[kg]は×9.8で重さ[N]に直す
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