第36回 臨床工学技士国家試験 午前 第3問
第36回 臨床工学技士国家試験 午前 第3問(医学的基礎)の正答は 4 です。ビタミンの欠乏症と体内での作られ方を問う。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d ✓
- 5. d、e
正答:4番
初回正答率 67.6%標準
37人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
ビタミンの欠乏症と体内での作られ方を問う。正しいのは、ビタミンB₁₂の吸収に胃の内因子が要ること(c)と、ビタミンCの抗酸化作用(d)である。
【各選択肢の解説】
a.ビタミンAは体内でカロテンを合成する材料になる。
❌ 誤り。材料と産物が逆。正しくは、β-カロテン(プロビタミンA)が体内でビタミンAに変換される。
b.脚気はビタミンB₂の欠乏により生じる。
❌ 誤り。正しくは、脚気はビタミンB₁(チアミン)の欠乏で生じる。B₂欠乏では口角炎・口内炎・舌炎・脂漏性皮膚炎がみられる。
c.ビタミンB₁₂の吸収には胃から分泌される内因子が必要である。
✅ 正しい。B₁₂は胃の壁細胞が分泌する内因子と結合して回腸末端で吸収される。そのため胃全摘後には吸収できずにB₁₂欠乏性の巨赤芽球性貧血が起こる。内因子や壁細胞に対する自己免疫による萎縮性胃炎で起こるものを悪性貧血という。
d.ビタミンCは抗酸化作用をもつ。
✅ 正しい。ビタミンCは自身が酸化されることで他の物質の酸化を防ぐ。コラーゲン合成にも必要で、欠乏すると壊血病(出血傾向)になる。
e.ビタミンDの生成には赤外線が必要である。
❌ 誤り。正しくは、皮膚で7-デヒドロコレステロールからビタミンDがつくられるのに必要なのは紫外線である。その後、肝臓と腎臓で水酸化されて活性型になる。
❌ 誤り。a・bとも誤った記述。正しくはc・d。
❌ 誤り。a・eとも誤った記述。正しくはc・d。
❌ 誤り。bが誤った記述。正しくはc・d。
✅ 正しい(=正答)。c・dとも正しい記述である。
❌ 誤り。eが誤った記述。正しくはc・d。
【試験対策ポイント】
| ビタミン | 主な欠乏症 |
|---|---|
| A | 夜盲症 |
| B₁ | 脚気・Wernicke脳症 |
| B₂ | 口角炎・口内炎・脂漏性皮膚炎 |
| B₁₂ | 巨赤芽球性貧血(吸収に内因子。自己免疫性萎縮性胃炎によるものが悪性貧血) |
| C | 壊血病 |
| D | くる病・骨軟化症(生成に紫外線) |
| K | 出血傾向 |
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