第36回 臨床工学技士国家試験 午前 第8問
第36回 臨床工学技士国家試験 午前 第8問(人体の構造と機能)の正答は 4 です。集合管に働くホルモンは、Na⁺の再吸収を増やすアルドステロンと、水の再吸収を増やすバソプレシンである。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d ✓
- 5. d、e
正答:4番
初回正答率 69.2%参考値
26人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
集合管に働くホルモンは、Na⁺の再吸収を増やすアルドステロンと、水の再吸収を増やすバソプレシンである。レニン・アンジオテンシンⅡはアルドステロンを出させる上流、エリスロポエチンは骨髄に働く。
【各選択肢の解説】
a.レニン
❌ 誤り。正しくは、レニンは傍糸球体細胞から分泌される酵素で、血中のアンジオテンシノーゲンをアンジオテンシンⅠに変える。集合管に作用するものではない。
b.アンジオテンシンⅡ
❌ 誤り。正しくは、主な作用は細動脈の収縮、副腎皮質からのアルドステロン分泌の促進、近位尿細管でのNa⁺再吸収の促進である。集合管には主にアルドステロンを介して間接的に働く。
c.アルドステロン
✅ 正しい。副腎皮質の球状層から分泌され、遠位尿細管〜集合管でNa⁺の再吸収とK⁺の排泄を促す。
d.バソプレシン
✅ 正しい。下垂体後葉から分泌される抗利尿ホルモンで、集合管の細胞膜にアクアポリン2を組み込ませて水の再吸収を増やす。
e.エリスロポエチン
❌ 誤り。正しくは、エリスロポエチンは腎臓の尿細管周囲の間質細胞で産生され、骨髄に働いて赤血球の産生を促す。
❌ 誤り。a・bとも集合管に作用するホルモンではない。正しくはc・d。
❌ 誤り。a・eとも当たらない。正しくはc・d。
❌ 誤り。bが当たらない。正しくはc・d。
✅ 正しい(=正答)。どちらも集合管に作用する。
❌ 誤り。eが当たらない。正しくはc・d。
【試験対策ポイント】
| 物質 | 分泌する所 | 主な作用 |
|---|---|---|
| レニン | 傍糸球体細胞 | アンジオテンシノーゲン→アンジオテンシンⅠ |
| アンジオテンシンⅡ | (ACEで変換) | 血管収縮・アルドステロン分泌促進 |
| アルドステロン | 副腎皮質球状層 | 集合管でNa⁺再吸収・K⁺排泄 |
| バソプレシン | 下垂体後葉 | 集合管で水再吸収 |
| エリスロポエチン | 腎臓 | 骨髄で赤血球産生 |
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