第36回 臨床工学技士国家試験 午前 第31問
第36回 臨床工学技士国家試験 午前 第31問(医用画像計測)の正答は 5 です。超音波は音響インピーダンスの違う境界で反射し、その反射波で画像をつくる。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e
- 3. a、d、e
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e ✓
正答:5番
初回正答率 47.1%参考値
17人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
超音波は音響インピーダンスの違う境界で反射し、その反射波で画像をつくる。aは空気中の音速、bは周波数と減衰の関係を逆にした記述である。
【各選択肢の解説】
a.生体軟部組織中の音速は約340 m/s である。
❌ 誤り。約340 m/sは空気中の音速である。正しくは、生体軟部組織中の音速は約1,500 m/s(装置は約1,540 m/sとして距離を計算する)。
b.超音波の周波数が高いほど体内での減衰が小さい。
❌ 誤り。減衰は周波数が高いほど大きい。正しくは、高い周波数ほど減衰が大きく深くまで届かないが、分解能は上がる。
c.超音波は音響インピーダンスが異なる界面で反射する。
✅ 正しい。音響インピーダンス(密度×音速)の差が大きい境界ほど強く反射し、この反射波が画像のもとになる。
d.心室壁の厚さを測定できる。
✅ 正しい。心エコーのBモード・Mモードで心室壁や中隔の厚さを測る。
e.血管内から血管の断面を観察できる。
✅ 正しい。カテーテルの先に小型の探触子を付けた血管内超音波(IVUS)で、血管の内側から壁とプラークの断面を見る。
❌ 誤り。a・bが誤った記述。正しくはc・d・e。
❌ 誤り。a・bが誤った記述。正しくはc・d・e。
❌ 誤り。aが誤った記述。正しくはc・d・e。
❌ 誤り。bが誤った記述。正しくはc・d・e。
✅ 正しい(=正答)。3つとも正しい記述である。
【試験対策ポイント】
- 音速の大小:空気(約340 m/s)< 軟部組織(約1,500 m/s)< 骨
- 周波数を上げる → 分解能は上がる・減衰は大きい・深くまで届かない
- 反射は音響インピーダンスの差で起こる。空気・骨との境界はほとんど反射するため、その奥は見えにくい
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