第36回 臨床工学技士国家試験 午前 第36問
第36回 臨床工学技士国家試験 午前 第36問(各種治療機器)の正答は 2 です。容積制御型はチューブをしごいて一定の容積を送るので、液の性質に左右されにくいが、しごく部分のチューブ内径が変わると送る量がずれる。
- 1. a、b
- 2. a、e ✓
- 3. b、c
- 4. c、d
- 5. d、e
正答:2番
初回正答率 50%参考値
22人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
容積制御型はチューブをしごいて一定の容積を送るので、液の性質に左右されにくいが、しごく部分のチューブ内径が変わると送る量がずれる。滴数制御型は滴を数えるので、液の性質で1滴の大きさが変わると誤差が出る。
【各選択肢の解説】
a.輸液の成分による誤差は生じない。
✅ 正しい。チューブ内の容積を送り出す方式なので、液の粘度や表面張力で1滴の大きさが変わる影響を受けない。
b.汎用の輸液セットが使用できる。
❌ 誤り。送る量はチューブの内径で決まるため、内径の精度が保証された輸液セットを使う。正しくは、その機種用に指定された専用の輸液セットが必要。
c.滴下センサが必要である。
❌ 誤り。滴下センサで滴を数えて流量を決めるのは滴数制御型である。正しくは、容積制御型はチューブをしごく量で流量を決めるので、流量の制御に滴下センサを要しない。
d.滴数制御型(滴下制御方式)に比べて流量のばらつきが大きい。
❌ 誤り。滴数制御型は1滴の大きさが液の性質や滴下の速さで変わる。正しくは、容積制御型のほうが流量の精度が高く、ばらつきは小さい。
e.圧閉される部分のチューブ内径の変化で誤差が生じる。
✅ 正しい。しごく部分の内径が変われば1回に送る容積が変わる。そのため専用セットを使い、長時間同じ部分をしごき続けてチューブが変形しないよう注意する。
❌ 誤り。bが誤った記述。正しくはa・e。
✅ 正しい(=正答)。2つとも正しい記述である。
❌ 誤り。b・cとも誤った記述。正しくはa・e。
❌ 誤り。c・dとも誤った記述。正しくはa・e。
❌ 誤り。dが誤った記述。正しくはa・e。
【試験対策ポイント】
| 容積(流量)制御型 | 滴数(滴下)制御型 | |
|---|---|---|
| 流量の決め方 | チューブをしごく容積 | 滴下センサで滴を数える |
| 輸液セット | 専用 | 汎用が使える |
| 誤差の原因 | チューブ内径の変化 | 1滴の大きさ(液の性質・滴下速度) |
| 精度 | 高い | 低い |
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