第36回 臨床工学技士国家試験 午前 第38問
第36回 臨床工学技士国家試験 午前 第38問(各種治療機器)の正答は 2 です。ハイパーサーミアは、加温の方法ごとに届く深さと苦手な組織が違う。
- 1. a、b
- 2. a、e ✓
- 3. b、c
- 4. c、d
- 5. d、e
正答:2番
初回正答率 50%参考値
20人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
ハイパーサーミアは、加温の方法ごとに届く深さと苦手な組織が違う。RF誘電型は深部まで届き、全身加温には体外循環を使う。b・c・dは、超音波が苦手な臓器、脂肪の過熱が起こる方法、治療の間隔を取り違えている。
【各選択肢の解説】
a.RF 誘電型加温法は深部病変の治療に適している。
✅ 正しい。体を2枚の電極で挟んで高周波(RF)の電流を流す方式で、電磁波が体の深くまで届くため深部の病変を加温できる。
b.超音波加温法は肺深部の加温に適している。
❌ 誤り。超音波は空気との境界でほとんど反射されるため、空気を含む肺の深部には届かない。正しくは、肺は超音波加温に適さない。
c.マイクロ波加温法は脂肪層の発熱が大きい。
❌ 誤り。マイクロ波は表面から浅い所で吸収され、表在の病変の加温に使う。正しくは、脂肪層の過熱が問題になるのはRF誘電型(容量結合型)で、皮膚を冷却して防ぐ。
d.熱耐性予防のため24 時間毎に治療する。
❌ 誤り。加温の後はしばらく細胞が熱に強くなる(熱耐性)ため、24時間ごとでは効きにくい。正しくは、治療は数日あけて(週1〜2回程度)行う。
e.体外循環は全身加温法で用いる。
✅ 正しい。血液を体外に取り出して加温し、体内に戻すことで全身の温度を上げる。
❌ 誤り。bが誤った記述。正しくはa・e。
✅ 正しい(=正答)。2つとも正しい記述である。
❌ 誤り。b・cとも誤った記述。正しくはa・e。
❌ 誤り。c・dとも誤った記述。正しくはa・e。
❌ 誤り。dが誤った記述。正しくはa・e。
【試験対策ポイント】
| 加温法 | 得意 | 注意 |
|---|---|---|
| RF誘電型(容量結合型) | 深部 | 脂肪層の過熱 |
| マイクロ波 | 表在 | 深部には届かない |
| 超音波 | 局所を絞って加温 | 空気(肺・消化管)・骨で反射 |
| 体外循環 | 全身 | 全身管理が要る |
- 治療温度は約42〜43℃。熱耐性があるので毎日は行わない
この問題でつまずいた範囲は、ME国試ノート「医用治療機器学」でまとめて復習できます。各種治療機器(電気メス・除細動器・レーザ等)の原理と安全を整理。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。
▶ 「医用治療機器学」第2章を開く(買い切り850円)- 📚9年分・1,620問をスマホでそのまま演習
- 🎯間違えた問題だけ自動でピックアップして復習
- 📈正答率と苦手な科目をグラフで可視化