第36回 臨床工学技士国家試験 午前 第62問
第36回 臨床工学技士国家試験 午前 第62問(情報処理工学)の正答は 1 です。診療録は、真正性・見読性・保存性の3条件を満たせば電子媒体のまま保存してよいことが認められている。
- 1. a、b ✓
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d
- 5. d、e
正答:1番
初回正答率 68.8%参考値
16人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
診療録は、真正性・見読性・保存性の3条件を満たせば電子媒体のまま保存してよいことが認められている。紙への印刷保存の規定はない(bが誤り)。また、システムの利用は職種・個人ごとのID・アクセス権で管理され、医師の許可を要件にしてはいない(aが誤り)。
【各選択肢の解説】
a.システムを利用するためには医師の許可が必要である。
❌ 誤り。正しくは、利用者ごとにIDとパスワードなどで本人を確認し、職種・業務に応じたアクセス権限を設定して利用を管理する。医師の個別の許可で使う仕組みではない。
b.診療情報を印刷して保存することが規定されている。
❌ 誤り。正しくは、真正性・見読性・保存性の3条件を満たせば電子媒体での保存が認められ(厚生労働省「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」)、印刷して保存する義務はない。
c.透析支援システムは部門システムである。
✅ 正しい。検査・放射線・薬剤・透析など各部門の業務を支えるシステムで、電子カルテやオーダエントリーシステムとつながって情報をやりとりする。
d.クラウド型の電子カルテシステムが認められている。
✅ 正しい。ガイドラインの安全管理の要件を満たせば、診療録を医療機関の外(事業者のサーバ)に保存する外部保存が認められている。
e.医師の指示はオーダエントリーシステムに記録される。
✅ 正しい。処方・検査・処置などの指示(オーダ)を端末から入力し、各部門へ伝えると同時に記録として残す仕組みである。
❌ 誤り(=正答)。a・bとも誤った記述で、設問の「誤っている」組合せに当たる。正しくはa=ID・アクセス権で利用を管理、b=条件を満たせば電子保存でよい。
✅ eが正しい記述なので、「誤っている」組合せに当たらない(誤りの組はa・b)。
✅ cが正しい記述なので、「誤っている」組合せに当たらない(誤りの組はa・b)。
✅ c・dとも正しい記述で、「誤っている」組合せに当たらない(誤りの組はa・b)。
✅ d・eとも正しい記述で、「誤っている」組合せに当たらない(誤りの組はa・b)。
【試験対策ポイント】
- 電子保存の3条件=真正性(書き換え・消去を防ぎ、誰がいつ書いたか分かる)・見読性(すぐ読める形で出せる)・保存性(法定期間読める状態で保つ)
- 病院情報システム=電子カルテ・オーダエントリー(中核)+部門システム(検査・放射線・薬剤・透析など)
- 外部保存(クラウド)はガイドラインの要件を満たせば可
この問題でつまずいた範囲は、ME国試ノート「医用電気電子工学」でまとめて復習できます。電気・電子・情報処理・システム工学の公式と頻出ポイントを1本に集約。計算問題の解き筋も整理。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。
▶ 「医用電気電子工学」第3章を開く(買い切り850円)- 📚9年分・1,620問をスマホでそのまま演習
- 🎯間違えた問題だけ自動でピックアップして復習
- 📈正答率と苦手な科目をグラフで可視化