MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第36回 臨床工学技士国家試験 午前 第63問

システム工学第36回午前

第36回 臨床工学技士国家試験 午前 第63問(システム工学)の正答は 2 です。図は、前向きの経路に G₁ だけがあり、出力 Y を G₂ と G₃ の2本で入力側へ負帰還している。

問題
図のシステムの伝達関数(Y/X)はどれか。
第36回午前第63問 図
  1. 1. G₁/(1+G₁G₂+G₂G₃)
  2. 2. G₁/(1+G₁G₂+G₁G₃) ✓
  3. 3. G₁G₂/(1+G₁G₂+G₂G₃)
  4. 4. G₁G₂/(1+G₁G₂+G₁G₃)
  5. 5. G₁G₃/(1+G₁G₂+G₁G₃)

正答:2番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 36.8%参考値

19人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — G₁/(1+G₁G₂+G₁G₃)

図は、前向きの経路に G₁ だけがあり、出力 Y を G₂ と G₃ の2本で入力側へ負帰還している。どちらのループも G₁ を通るので、一巡伝達関数は G₁G₂ と G₁G₃ になる。


【各選択肢の解説】

図の読み:X は1つ目の加え合わせ点(+)に入り、そこから G₃ の出力が引かれる(−)。続く2つ目の加え合わせ点で G₂ の出力が引かれ(−)、その結果が G₁ に入る。G₁ の出力が Y で、G₂ と G₃ はどちらも Y(G₁ の出口)から分かれている。

途中式:G₁ の入力は X − G₃Y − G₂Y なので
Y = G₁(X − G₂Y − G₃Y)
Y(1 + G₁G₂ + G₁G₃)= G₁X
Y/X = G₁/(1+G₁G₂+G₁G₃)

1. G₁/(1+G₁G₂+G₂G₃)
❌ 誤り。G₃ のループは G₂ を通らない。正しくは、G₃ のループの一巡は G₁ と G₃ を通る G₁G₃ で、分母は 1+G₁G₂+G₁G₃ になる。
2. G₁/(1+G₁G₂+G₁G₃)
✅ 正しい。前向き経路は G₁ だけで、2本の負帰還ループの一巡伝達関数 G₁G₂・G₁G₃ が分母に加わる。上の途中式のとおりである。
3. G₁G₂/(1+G₁G₂+G₂G₃)
❌ 誤り。G₂ は帰還経路の要素で、X から Y へ向かう経路には入らない。正しくは、分子は前向き経路の G₁ だけで、分母は 1+G₁G₂+G₁G₃ である。
4. G₁G₂/(1+G₁G₂+G₁G₃)
❌ 誤り。分母は正しいが、分子に帰還要素の G₂ が入っている。正しくは、分子は前向き経路の G₁ だけである。
5. G₁G₃/(1+G₁G₂+G₁G₃)
❌ 誤り。分母は正しいが、分子に帰還要素の G₃ が入っている。正しくは、分子は前向き経路の G₁ だけである。

【試験対策ポイント】

  • 負帰還1本:G/(1+GH)(G=前向き、H=帰還)
  • ループがみな前向き経路を共有するとき:Y/X=前向き経路/(1+各ループの一巡伝達関数の和)
  • 帰還経路にあるブロックは分子に入らない
  • 迷ったら、加え合わせ点の式を立てて Y について解けば確実
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ST-Toolbox編集部(医療系国家試験の過去問を解説する現役の医療専門職が運営)が、臨床工学技士国家試験の出題基準と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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