MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第36回 臨床工学技士国家試験 午前 第68問

呼吸療法装置第36回午前

第36回 臨床工学技士国家試験 午前 第68問(呼吸療法装置)の正答は 5 です。ハイフロー(経鼻高流量)システムについて正しい記述を選ぶ。

問題
ハイフローシステムについて正しいのはどれか。 a.加温加湿器は必要ない。 b.FIO2 の上限は60%である。 c.解剖学的死腔の二酸化炭素の洗い出し効果がある。 d.装着しながら経口摂取を行うことができる。 e.慢性閉塞性肺疾患では在宅で使用できる場合がある。
  1. 1. a、b、c
  2. 2. a、b、e
  3. 3. a、d、e
  4. 4. b、c、d
  5. 5. c、d、e

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — c、d、e

ハイフロー(経鼻高流量)システムについて正しい記述を選ぶ。c死腔洗い出し・d経口摂取可・eCOPDでの在宅使用が正しく、組合せは5番。a(加湿不要)とb(FIO2上限60%)は誤り。


【各選択肢の解説】

a. 加温加湿器は必要ない。
❌ 誤り。高流量ガスを流すため十分な加温加湿が必須。
b. FIO2 の上限は60%である。
❌ 誤り。ブレンダで21〜100%まで設定でき、高流量ゆえ設定FIO2が実際に得られやすい。
c. 解剖学的死腔の二酸化炭素の洗い出し効果がある。
✅ 正しい。高流量が上気道のCO2を洗い流し(washout)、換気効率を高める。
d. 装着しながら経口摂取を行うことができる。
✅ 正しい。鼻カニュラのため会話・食事が可能。
e. 慢性閉塞性肺疾患では在宅で使用できる場合がある。
✅ 正しい。在宅ハイフロー療法として使用される例がある。

よって正しいのはc・d・e → 5番が正答。


【試験対策ポイント】

ハイフローの利点は高流量による確実なFIO2・解剖学的死腔の洗い出し・軽度PEEP様効果・良好な加湿・快適性。最大流量は成人で30〜60 L/分程度。加温加湿は必須。侵襲的でなく会話・経口摂取が可能。

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