MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第36回 臨床工学技士国家試験 午前 第70問

体外循環・補助循環第36回午前

第36回 臨床工学技士国家試験 午前 第70問(体外循環・補助循環)の正答は 5 です。膜型人工肺について正しい記述を選ぶ。

問題
膜型人工肺について正しいのはどれか。 a.人工肺は血液ポンプの入口側に接続する。 b.ガス流量を増やすと二酸化炭素除去量は減少する。 c.外部灌流型は内部灌流型より血液の圧損失が高い。 d.均質膜は貫通孔をもたない。 e.血漿漏出によるガス交換能低下時は人工肺を交換する。
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — d、e

膜型人工肺について正しい記述を選ぶ。d均質膜は貫通孔をもたない・e血漿漏出時は人工肺を交換が正しく、組合せは5番。


【各選択肢の解説】

a. 人工肺は血液ポンプの入口側に接続する。
❌ 誤り。ローラポンプでは人工肺はポンプの出口(送血)側に置く(ポンプ→人工肺→患者)。
b. ガス流量を増やすと二酸化炭素除去量は減少する。
❌ 誤り。ガス(吹送)流量を増やすとCO2の分圧勾配が保たれ、CO2除去量は増加する。
c. 外部灌流型は内部灌流型より血液の圧損失が高い。
❌ 誤り。外部灌流型(血液が中空糸の外側を流れる)は流路が広く圧損失は低い
d. 均質膜は貫通孔をもたない。
✅ 正しい。シリコーンなどの均質膜は孔がなく、溶解拡散でガス交換する。
e. 血漿漏出によるガス交換能低下時は人工肺を交換する。
✅ 正しい。ウェットラング(血漿漏出)でガス交換能が落ちたら人工肺を交換する。

よって正しいのはd・e → 5番が正答。


【試験対策ポイント】

人工肺の膜。多孔質膜(微多孔)→長時間で血漿漏出(ウェットラング)/複合膜(表面に薄い均質層)→血漿漏出しにくく長時間対応/均質膜(シリコーン)→孔なし・溶解拡散。酸素化はガス側O2濃度で、CO2除去はガス吹送流量で調節する。

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