第36回 臨床工学技士国家試験 午前 第75問
第36回 臨床工学技士国家試験 午前 第75問(血液浄化療法装置)の正答は 1 です。血液透析で除去すべきなのは、腎不全で体にたまる尿毒症物質(尿素・クレアチニンなどの小分子、β₂-ミクログロブリンなどの中分子)である。
- 1. a、b、c ✓
- 2. a、b、e
- 3. a、d、e
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e
正答:1番
初回正答率 86.4%参考値
22人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
血液透析で除去すべきなのは、腎不全で体にたまる尿毒症物質(尿素・クレアチニンなどの小分子、β₂-ミクログロブリンなどの中分子)である。重炭酸は逆に補充するもので、ヘモグロビンは赤血球の中にあり除去の対象ではない。
【各選択肢の解説】
a.クレアチニン
✅ 正しい。分子量113の小分子の尿毒症物質で、拡散でよく除去される。
b.尿素
✅ 正しい。分子量60の小分子の尿毒症物質で、透析量の指標(Kt/V)の計算にも使う。
c.β 2 -ミクログロブリン
✅ 正しい。分子量約11,800の中分子で、たまると透析アミロイドーシス(手根管症候群など)の原因になる。大きな孔の膜や濾過を使って除去する。
d.重炭酸
❌ 誤り。正しくは、腎不全で起こる代謝性アシドーシスを補正するため、透析液から重炭酸を補充する。除去すべき物質ではない。
e.ヘモグロビン
❌ 誤り。正しくは、ヘモグロビンは赤血球の中で酸素を運ぶ体に必要な成分で、膜を通らず除去してはならない。腎性貧血の透析患者では保つべきものである。
✅ 正しい(=正答)。3つとも透析で除去すべき尿毒症物質である。
❌ 誤り。eは除去しない。正しくはa・b・c。
❌ 誤り。dは補充するもの、eは除去しない。正しくはa・b・c。
❌ 誤り。dは補充するもの。正しくはa・b・c。
❌ 誤り。dは補充するもの、eは除去しない。正しくはa・b・c。
【試験対策ポイント】
| 物質 | 分子量 | 扱い |
|---|---|---|
| 尿素 | 60 | 除去(拡散) |
| クレアチニン | 113 | 除去(拡散) |
| β₂-ミクログロブリン | 約11,800 | 除去(大孔径膜・濾過) |
| 重炭酸 | — | 透析液から補充 |
| アルブミン・血球 | — | 漏らさない |
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