第36回 臨床工学技士国家試験 午前 第76問
血液浄化療法装置第36回午前
第36回 臨床工学技士国家試験 午前 第76問(血液浄化療法装置)の正答は 4 です。後希釈法は浄化器を通ったあとに補充液を入れるため、浄化器の中では血液が濾過で濃縮され、置換量を増やすと膜が目詰まりする。
問題
オンラインHDF の特徴として誤っているのはどれか。
- 1. 透析装置から送られた透析液の一部を置換補充液として使用する。
- 2. 浄化器としてヘモダイアフィルタを使用する。
- 3. 清浄化された透析液の利用が前提である。
- 4. 前希釈法に比べ後希釈法では大量置換が可能である。 ✓
- 5. 同条件の血液透析に比べ浄化器に流れ込む透析液流量は減少する。
正答:4番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 84.2%参考値
19人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 前希釈法に比べ後希釈法では大量置換が可能である。
後希釈法は浄化器を通ったあとに補充液を入れるため、浄化器の中では血液が濾過で濃縮され、置換量を増やすと膜が目詰まりする。大量置換ができるのは、先に薄めてから濾過する前希釈法である。
【各選択肢の解説】
1. 透析装置から送られた透析液の一部を置換補充液として使用する。
✅ 正しい。オンラインHDFは、装置で作った透析液をさらに清浄化し、その一部を補充液として血液回路へ直接入れる。補充液のバッグがいらない。
✅ 正しい。オンラインHDFは、装置で作った透析液をさらに清浄化し、その一部を補充液として血液回路へ直接入れる。補充液のバッグがいらない。
2. 浄化器としてヘモダイアフィルタを使用する。
✅ 正しい。拡散(透析)と濾過を同時に行うため、透水性の高い血液透析濾過器(ヘモダイアフィルタ)を使う。
✅ 正しい。拡散(透析)と濾過を同時に行うため、透水性の高い血液透析濾過器(ヘモダイアフィルタ)を使う。
3. 清浄化された透析液の利用が前提である。
✅ 正しい。透析液を補充液として血液に直接入れるので、細菌やエンドトキシンを除いた清浄な透析液でなければならない。
✅ 正しい。透析液を補充液として血液に直接入れるので、細菌やエンドトキシンを除いた清浄な透析液でなければならない。
4. 前希釈法に比べ後希釈法では大量置換が可能である。
❌ 誤り(=正答)。正しくは、前希釈法のほうが大量置換が可能である。後希釈法は浄化器内で血液が濃縮されるため、置換量を血流量の一定割合までに抑える。
❌ 誤り(=正答)。正しくは、前希釈法のほうが大量置換が可能である。後希釈法は浄化器内で血液が濃縮されるため、置換量を血流量の一定割合までに抑える。
5. 同条件の血液透析に比べ浄化器に流れ込む透析液流量は減少する。
✅ 正しい。装置から出る透析液の一部を補充液に回すため、その分だけ浄化器へ流れる透析液は少なくなる。
✅ 正しい。装置から出る透析液の一部を補充液に回すため、その分だけ浄化器へ流れる透析液は少なくなる。
【試験対策ポイント】
| 方法 | 補充液を入れる場所 | 置換量 | 1Lあたりの除去効率 |
|---|---|---|---|
| 前希釈 | 浄化器の手前 | 大量にできる | 低め(薄めた血液を濾過) |
| 後希釈 | 浄化器のあと | 少なめ(濃縮で膜が詰まる) | 高い |
オンラインHDF=清浄化した透析液を補充液に使う+中分子の除去に優れる。
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