第36回 臨床工学技士国家試験 午前 第76問
血液浄化療法装置第36回午前
第36回 臨床工学技士国家試験 午前 第76問(血液浄化療法装置)の正答は 4 です。
問題
オンラインHDF の特徴として誤っているのはどれか。
- 1. 透析装置から送られた透析液の一部を置換補充液として使用する。
- 2. 浄化器としてヘモダイアフィルタを使用する。
- 3. 清浄化された透析液の利用が前提である。
- 4. 前希釈法に比べ後希釈法では大量置換が可能である。 ✓
- 5. 同条件の血液透析に比べ浄化器に流れ込む透析液流量は減少する。
正答:4番
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解説
■ 正答:4番 — 前希釈法に比べ後希釈法では大量置換が可能である。
誤りを問う問題。後希釈法は血液が濃縮されて膜が目詰まりしやすく、置換量に上限がある。大量置換が可能なのは希釈してから濾過する前希釈法。したがって4番が誤り=正答。
【各選択肢の解説】
1. 透析装置から送られた透析液の一部を置換補充液として使用する。
✅ 正しい。オンラインHDFは清浄化した透析液を分岐して補充液に用いる。
✅ 正しい。オンラインHDFは清浄化した透析液を分岐して補充液に用いる。
2. 浄化器としてヘモダイアフィルタを使用する。
✅ 正しい。拡散と濾過を両立するヘモダイアフィルタを用いる。
✅ 正しい。拡散と濾過を両立するヘモダイアフィルタを用いる。
3. 清浄化された透析液の利用が前提である。
✅ 正しい。補充液を直接血中に入れるため、エンドトキシン等を除いた超純粋透析液が必須。
✅ 正しい。補充液を直接血中に入れるため、エンドトキシン等を除いた超純粋透析液が必須。
4. 前希釈法に比べ後希釈法では大量置換が可能である。
❌ 誤り(これが正答)。後希釈は血液濃縮で膜が詰まりやすく置換量に制限。大量置換は前希釈。
❌ 誤り(これが正答)。後希釈は血液濃縮で膜が詰まりやすく置換量に制限。大量置換は前希釈。
5. 同条件の血液透析に比べ浄化器に流れ込む透析液流量は減少する。
✅ 正しい。透析液の一部を補充液に分岐する分、浄化器へ流れる透析液流量は減る。
✅ 正しい。透析液の一部を補充液に分岐する分、浄化器へ流れる透析液流量は減る。
【試験対策ポイント】
HDFの希釈法。前希釈=ダイアライザ手前で補充→濃縮を避け大量置換可・除去効率はやや低下/後希釈=ダイアライザ後で補充→効率高いが濃縮で膜詰まり・置換量制限。オンラインHDFは超純粋透析液が前提で中分子除去に優れる。
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