MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第36回 臨床工学技士国家試験 午前 第87問

生体物性第36回午前

第36回 臨床工学技士国家試験 午前 第87問(生体物性)の正答は 1 です。物体は温度に応じて赤外線を放射し、その全放射エネルギーは 絶対温度の4乗に比例 する(E=εσT⁴)。

問題
体表から非接触で体温を測定するときに用いるのはどれか。
  1. 1. ステファン・ボルツマンの法則 ✓
  2. 2. ランベルト・ベールの法則
  3. 3. ニュートンの法則
  4. 4. フックの法則
  5. 5. スネルの法則

正答:1番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 92%参考値

25人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番 — ステファン・ボルツマンの法則

物体は温度に応じて赤外線を放射し、その全放射エネルギーは 絶対温度の4乗に比例 する(E=εσT⁴)。非接触の体温計はこの放射を検出して温度に換算する。


【各選択肢の解説】

1. ステファン・ボルツマンの法則
✅ 正しい。放射エネルギーが温度で一意に決まるので、体表や鼓膜から出る赤外線の量を測れば触れずに温度が分かる。
2. ランベルト・ベールの法則
❌ 誤り。正しくは光の吸収(吸光度が濃度と光路長に比例する)の法則で、パルスオキシメータや吸光光度計の原理である。
3. ニュートンの法則
❌ 誤り。正しくは運動の法則(F=ma など)や冷却の法則(熱の移動速度は温度差に比例)を指し、放射から温度を求める原理ではない。
4. フックの法則
❌ 誤り。正しくは弾性体の応力とひずみが比例するという法則(σ=Eε)である。
5. スネルの法則
❌ 誤り。正しくは波が境界で屈折するときの入射角と屈折角の関係(n₁sinθ₁=n₂sinθ₂)である。

【試験対策ポイント】

法則内容医療機器での例
ステファン・ボルツマン放射エネルギー∝T⁴赤外線体温計・サーモグラフィ
ランベルト・ベール吸光度∝濃度×光路長パルスオキシメータ
スネル屈折超音波・光の屈折
フック応力∝ひずみ材料の弾性

放射の強さが最大になる波長は温度に反比例する(ウィーンの変位則)。

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