MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第36回 臨床工学技士国家試験 午前 第87問

生体物性第36回午前

第36回 臨床工学技士国家試験 午前 第87問(生体物性)の正答は 1 です。体表から非接触で体温を測る耳式・非接触体温計は、体表が放射する赤外線エネルギーを検出する。

問題
体表から非接触で体温を測定するときに用いるのはどれか。
  1. 1. ステファン・ボルツマンの法則
  2. 2. ランベルト・ベールの法則
  3. 3. ニュートンの法則
  4. 4. フックの法則
  5. 5. スネルの法則

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — ステファン・ボルツマンの法則

体表から非接触で体温を測る耳式・非接触体温計は、体表が放射する赤外線エネルギーを検出する。放射エネルギーは絶対温度の4乗に比例する(ステファン・ボルツマンの法則)ので、これを用いる。したがって1番。


【各選択肢の解説】

1. ステファン・ボルツマンの法則
✅ 正しい。放射エネルギー∝T⁴。赤外線放射から温度を推定する。
2. ランベルト・ベールの法則
❌ 誤り。吸光度と濃度・光路長の関係(吸光光度計・パルスオキシメータ)。
3. ニュートンの法則
❌ 誤り。運動法則や冷却法則で、非接触体温測定の原理ではない。
4. フックの法則
❌ 誤り。弾性体の応力とひずみの比例関係。
5. スネルの法則
❌ 誤り。光の屈折(入射角と屈折角)の関係。

【試験対策ポイント】

非接触・鼓膜体温計は赤外線放射(ステファン・ボルツマン則 E=σT⁴)を利用。関連法則:ランベルト・ベール=吸光(SpO2・血液ガス)/スネル=屈折/フック=弾性/ドプラ=速度計測(超音波血流計)。放射のピーク波長はウィーンの変位則で決まる。

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