MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第36回 臨床工学技士国家試験 午前 第89問

医用材料第36回午前

第36回 臨床工学技士国家試験 午前 第89問(医用材料)の正答は 1 です。不動態について正しい記述を選ぶ。

問題
不動態について正しいのはどれか。 a.チタン合金に形成される。 b.ステンレス鋼に形成される。 c.酸化被膜である。 d.形状記憶効果を示す。 e.熱硬化性をもつ。
  1. 1. a、b、c
  2. 2. a、b、e
  3. 3. a、d、e
  4. 4. b、c、d
  5. 5. c、d、e

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — a、b、c

不動態について正しい記述を選ぶ。aチタン合金・bステンレス鋼に形成される・c酸化被膜であるが正しく、組合せは1番。d形状記憶・e熱硬化性は不動態とは無関係。


【各選択肢の解説】

a. チタン合金に形成される。
✅ 正しい。表面に緻密な酸化チタン(TiO2)被膜ができ耐食性・生体適合性を与える。
b. ステンレス鋼に形成される。
✅ 正しい。クロムの酸化被膜(不動態皮膜)が腐食を防ぐ。
c. 酸化被膜である。
✅ 正しい。不動態は金属表面の緻密な酸化被膜で、内部の腐食進行を抑える。
d. 形状記憶効果を示す。
❌ 誤り。形状記憶はNi-Ti合金の相変態による性質で、不動態とは別。
e. 熱硬化性をもつ。
❌ 誤り。熱硬化性は高分子(樹脂)の性質で、金属の不動態とは無関係。

よって正しいのはa・b・c → 1番が正答。


【試験対策ポイント】

不動態=金属表面にできる緻密な酸化被膜で耐食性を担う。チタン(TiO2)・ステンレス鋼・コバルトクロム合金で重要。生体内金属材料は不動態皮膜で生体適合性・耐食性を得る。形状記憶・超弾性はNi-Ti合金(ステント・ガイドワイヤ)の別特性。

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