MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第6問

人体の構造と機能第36回午後

第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第6問(人体の構造と機能)の正答は 3 です。死腔150 mLを使って、各換気の量を計算する(単位はmL・mL/分)。

問題
解剖学的死腔が150 mL の人が、以下に示すAからEの換気を行った。 誤っているのはどれか。 [換気A]1 回換気量:500 mL、分時換気回数:12 回 [換気B]1 回換気量:400 mL、分時換気回数:12 回 [換気C]1 回換気量:400 mL、分時換気回数:20 回 [換気D]1 回換気量:300 mL、分時換気回数:20 回 [換気E]1 回換気量:400 mL、分時換気回数:24 回
  1. 1. 換気Aと換気Dの分時換気量は等しい。
  2. 2. 換気Aと換気Bの分時死腔換気量は等しい。
  3. 3. 換気Cと換気Dの分時肺胞換気量は等しい。 ✓
  4. 4. 1 回肺胞換気量は換気Aが一番多い。
  5. 5. 分時肺胞換気量は換気Eが一番多い。

正答:3番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 57.9%参考値

19人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — 換気Cと換気Dの分時肺胞換気量は等しい。

死腔150 mLを使って、各換気の量を計算する(単位はmL・mL/分)。

換気分時換気量(1回換気量×回数)分時死腔換気量(150×回数)分時肺胞換気量((1回換気量−150)×回数)1回肺胞換気量
A500×12=6,0001,800350×12=4,200350
B400×12=4,8001,800250×12=3,000250
C400×20=8,0003,000250×20=5,000250
D300×20=6,0003,000150×20=3,000150
E400×24=9,6003,600250×24=6,000250

CとDの分時肺胞換気量は5,000と3,000で等しくないので、3番が誤り。


【各選択肢の解説】

1. 換気Aと換気Dの分時換気量は等しい。
✅ 正しい。A=500×12=6,000 mL/分、D=300×20=6,000 mL/分で等しい。
2. 換気Aと換気Bの分時死腔換気量は等しい。
✅ 正しい。分時死腔換気量は死腔量×回数で、回数がどちらも12回なので150×12=1,800 mL/分で等しい。
3. 換気Cと換気Dの分時肺胞換気量は等しい。
❌ 誤り(=正答)。正しくはC=(400−150)×20=5,000 mL/分、D=(300−150)×20=3,000 mL/分で、Cのほうが多い。
4. 1 回肺胞換気量は換気Aが一番多い。
✅ 正しい。1回肺胞換気量=1回換気量−死腔量。A=500−150=350 mLで、ほかは250 mL以下。
5. 分時肺胞換気量は換気Eが一番多い。
✅ 正しい。E=(400−150)×24=6,000 mL/分で最大(次がCの5,000 mL/分)。

【試験対策ポイント】

  • 分時換気量=1回換気量×呼吸数
  • 分時死腔換気量=死腔量×呼吸数
  • 分時肺胞換気量=(1回換気量−死腔量)×呼吸数
  • AとDは分時換気量が同じでも、浅く速いDは死腔の割合が大きく肺胞換気量が少ない
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