第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第11問
循環器系第36回午後
第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第11問(循環器系)の正答は 3 です。中心型(中心性)チアノーゼは動脈血の酸素飽和度が下がることで起こる。
問題
中心型チアノーゼの原因となるのはどれか。
- 1. 低血糖
- 2. 寒冷刺激
- 3. Fallot 四徴症 ✓
- 4. 心原性ショック
- 5. 閉塞性動脈硬化症
正答:3番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 87.5%参考値
16人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — Fallot 四徴症
中心型(中心性)チアノーゼは動脈血の酸素飽和度が下がることで起こる。右左シャントで静脈血が体循環に混ざるFallot四徴症がその代表で、他の肢は末梢の血流低下による末梢性チアノーゼか、チアノーゼと無関係である。
【各選択肢の解説】
1. 低血糖
❌ 誤り。低血糖は動脈血の酸素飽和度を下げない。正しくは、発汗・動悸・振戦などの交感神経症状や、意識障害を起こす病態である。
❌ 誤り。低血糖は動脈血の酸素飽和度を下げない。正しくは、発汗・動悸・振戦などの交感神経症状や、意識障害を起こす病態である。
2. 寒冷刺激
❌ 誤り。正しくは、寒冷で末梢の血管が収縮し、血流が遅くなって組織で酸素が多く抜き取られるために起こる末梢性チアノーゼの原因である。
❌ 誤り。正しくは、寒冷で末梢の血管が収縮し、血流が遅くなって組織で酸素が多く抜き取られるために起こる末梢性チアノーゼの原因である。
3. Fallot 四徴症
✅ 正しい。肺動脈狭窄・心室中隔欠損・大動脈騎乗・右室肥大の4つからなり、肺動脈狭窄で右室圧が上がって心室中隔欠損を通る右左シャントが生じる。静脈血が肺を通らず大動脈へ流れるので動脈血の酸素飽和度が下がる。
✅ 正しい。肺動脈狭窄・心室中隔欠損・大動脈騎乗・右室肥大の4つからなり、肺動脈狭窄で右室圧が上がって心室中隔欠損を通る右左シャントが生じる。静脈血が肺を通らず大動脈へ流れるので動脈血の酸素飽和度が下がる。
4. 心原性ショック
❌ 誤り。正しくは、心拍出量の低下で末梢循環不全となり、四肢末端の末梢性チアノーゼと冷汗を呈する。
❌ 誤り。正しくは、心拍出量の低下で末梢循環不全となり、四肢末端の末梢性チアノーゼと冷汗を呈する。
5. 閉塞性動脈硬化症
❌ 誤り。正しくは、下肢の動脈が狭窄・閉塞して局所の血流が減る病態で、起こるのは患肢に限られた末梢性のチアノーゼ(虚血)である。
❌ 誤り。正しくは、下肢の動脈が狭窄・閉塞して局所の血流が減る病態で、起こるのは患肢に限られた末梢性のチアノーゼ(虚血)である。
【試験対策ポイント】
| 中心性チアノーゼ | 末梢性チアノーゼ | |
|---|---|---|
| 動脈血の酸素飽和度 | 低下 | 正常 |
| 原因 | 肺疾患・右左シャント(Fallot四徴症など) | 寒冷・ショック・末梢動脈の閉塞 |
| 出る場所 | 口唇・舌・口腔粘膜など全身 | 四肢末端など末梢 |
舌や口腔粘膜のような温かい部位に出ていれば中心性を考える。
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