第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第12問
外科学第36回午後
第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第12問(外科学)の正答は 1 です。手術などの外科的侵襲では、カテコラミン・コルチゾール・グルカゴンが増えて異化と血糖上昇の方向に体が切り替わる。
問題
外科的侵襲に対する反応で亢進しないのはどれか。
- 1. グリコーゲン合成 ✓
- 2. 抗利尿ホルモン分泌
- 3. ノルアドレナリン分泌
- 4. サイトカイン分泌
- 5. アルドステロン分泌
正答:1番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 50%参考値
20人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — グリコーゲン合成
手術などの外科的侵襲では、カテコラミン・コルチゾール・グルカゴンが増えて異化と血糖上昇の方向に体が切り替わる。グリコーゲンは合成ではなく分解が進むので、亢進しないのはグリコーゲン合成である。
【各選択肢の解説】
1. グリコーゲン合成
✅ 亢進しない(=正答)。侵襲時はカテコラミンやグルカゴンが肝臓のグリコーゲン分解と糖新生を進め、インスリンの効きも落ちる(インスリン抵抗性)。エネルギーを貯める合成の方向には向かない。
✅ 亢進しない(=正答)。侵襲時はカテコラミンやグルカゴンが肝臓のグリコーゲン分解と糖新生を進め、インスリンの効きも落ちる(インスリン抵抗性)。エネルギーを貯める合成の方向には向かない。
2. 抗利尿ホルモン分泌
❌ 誤り。正しくは亢進する。侵襲・疼痛・循環血液量の減少で抗利尿ホルモン(ADH)が増え、腎臓で水の再吸収が進んで尿量が減る。
❌ 誤り。正しくは亢進する。侵襲・疼痛・循環血液量の減少で抗利尿ホルモン(ADH)が増え、腎臓で水の再吸収が進んで尿量が減る。
3. ノルアドレナリン分泌
❌ 誤り。正しくは亢進する。交感神経・副腎髄質系が働き、心拍数増加・血管収縮・血糖上昇を起こす。
❌ 誤り。正しくは亢進する。交感神経・副腎髄質系が働き、心拍数増加・血管収縮・血糖上昇を起こす。
4. サイトカイン分泌
❌ 誤り。正しくは亢進する。組織の損傷部からIL-6・TNF-αなどの炎症性サイトカインが放出され、発熱や急性期蛋白の産生につながる。
❌ 誤り。正しくは亢進する。組織の損傷部からIL-6・TNF-αなどの炎症性サイトカインが放出され、発熱や急性期蛋白の産生につながる。
5. アルドステロン分泌
❌ 誤り。正しくは亢進する。レニン・アンジオテンシン系が働いてアルドステロンが増え、腎臓でNa⁺と水を保持する。
❌ 誤り。正しくは亢進する。レニン・アンジオテンシン系が働いてアルドステロンが増え、腎臓でNa⁺と水を保持する。
【試験対策ポイント】
- 侵襲時に増えるもの:カテコラミン・コルチゾール・グルカゴン・成長ホルモン・ADH・アルドステロン・炎症性サイトカイン
- 結果:高血糖(グリコーゲン分解・糖新生)・蛋白の異化・水とNaの貯留(尿量減少)
- 侵襲直後に亢進しないのは、グリコーゲン合成・体蛋白の合成(同化)など、エネルギーや材料を貯める側の合成である。肝臓での急性期蛋白(CRPなど)の合成や糖新生は逆に亢進するので、「合成」の語だけで判断しない
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